ホームページや、Googleマイビジネス上で、営業日と時間を表示しているお店があります。営業日や定休日が決まっているお店であれば、あるいは変更があったとしてもホームページなどの情報が常に更新される、というお店であれば、ホームページの情報を見に行けば良いですね。
しかし、営業日時の情報が古いままのホームページもあるかもしれません。そのような場合、どうなるでしょうか。「営業していると期待して来てくれたお客が、店の前で休業を知り、落胆する」という事態も考えられます。
もちろん、全てのお店が、インターネット上の情報発信をしっかり行っていれば、このような心配は杞憂に終わります。しかし、現実には難しいのではないでしょうか。個人経営のお店だと、ホームページの情報を常に更新するのは人的リソースがキツイかもしれません。
そこで、仮想通貨の決済情報から、その店の営業状況を判断できると良いのではないかな、と考えました。
0. (前提) お店が仮想通貨決済を導入しており、決済用のアドレスが既知である
1. お店の仮想通貨アドレスの決済情報を定期的に確認するプログラムを作る
2. 入出金情報から、その日、営業しているのか休業しているのかを推測する
3. 推測された情報を元に、お客はその店に行くかどうかを判定する
というものです。
もちろん、問題点もあります。
仮に、「決済が行われていない」という状態だっとしましょう。しかし、その場合に、
「お店が休み」なのか「お店は営業しているが仮想通貨で支払う客がいない」なのか
を完全に見分けることは難しいかもしれません。
判定を間違えて(実際には営業しているのに)営業していない、としてしまったら損害が大きいですから、その辺りのリスク判断も難しいかもしれません。「かなりの確度で休業が確信できる場合にのみ、休業と推測する」ほうが安全かもしれず、そうすると、結局あまり役に立たないかもしれません。
こういった問題点はありますが、『完全に確かな情報』ではないとしても、『不確実だけど、ある程度推測できる情報』が得られるとしたら、大きな一歩ではないかと思います。