ホワイトペーパーを読んでいる時にまず問うべきなのは
What Problem does it solve?
という問い。
言い換えれば、この仮想通貨あるいはそれに関係するアーキテクチャには、非中央集権な形で存在する理由があるの?ということ。
CryptAssets の著者 Chris Burnikske はこの非中央集権である理由のことを「decentralization edge」と呼んでいる。
たとえば、非中央集権版 Uber と呼ばれる Swarm City は注目されているが、実際に、中央集権的な Uber に対して Swarm City はどのような edge を提供していけるのだろうか?という話だ。
Swarm City の話でいえば、プラットフォーム側の手数料がなくなることによって、ユーザーはより安価にサービスを享受でき、ドライバーはより高額な報酬を受取ることができる。そのため、長期的にみれば、ユーザーもドライバーも多く集まってくるはずだというのが主な期待値。
このような期待が実態を伴ったものなのか、単にハイプ・サイクルに乗っているだけなのか、判断する必要があるというわけだ。(下図:ハイプ・サイクルについて)
というわけで、今読んでいる CryptoAssets という本の中で面白かった要素について、簡単に紹介していこうと思う。
米国ではかなり話題になっている本とのことなので、気になる方はチェックしてみてください。
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