投げ銭ランキングの代替案を考えてみる

もずくです。

以下の2本の記事の続編です。文句ばかりいっていても建設的ではないので、プラットフォームへのGiveとなる投げ銭ランキングの代替案を考えてみました。

 

前置き

投げ銭ランキングと投げ銭への手数料が担っている主な役割は次の2点と仮定します。

・手数料 = ユーザからプラットフォームへのGive
・投げ銭ランキング = トークン用途の拡大によるエコノミーの活性化

 

それに対して、私は「投げ銭への手数料を投げ銭ランキングごと無くしてしまう」という方策を推しています。上記2点の効果は、別のアプローチから狙ったほうがよいという考えです。

ということで、投げ銭ランキングを代替する別のアプローチを2つ提案します。

・オークション形式の記事広告
・Quadratic Likeによる“いいね”ランキング

 

もずくさんにしては珍しく前置き超短で本題に入りますよ!

 

オークション形式の記事広告

2019年9月現在、投げ銭ランキングが占めている場所は、トップページのいいねランキングよりも上の3記事分です。記事の宣伝としては最も効果的な場所ですよね。

そんな特等席を(不正が容易な)投げ銭ランキングに占めさせた上、その不正を抑制するための微々たる手数料をプラットフォームへのGiveとする方策はあまり良案だとは思えません。

 

投げ銭ランキングに代わる方法を素直に考えれば、広告費を支払ってその特等席に記事を掲載する仕組みを導入したらいいわけですよね。
それであれば、

・他ユーザにトークンが渡るわけではないので「相互に投げ銭する」という単純な不正が起きません

・広告費は全額プラットフォーム(もしくはALISエコシステム)に入ります

・手数料として取られているわけではないので、広告費がどう利用されようが支払い側に大きな不満は生じません

 

そして、広告費は他人の記事に対しても支払えるものとします。

つまり、投げ銭ランキングと同様に、トークンを支払うことで他人の記事をトップページの特等席に推し上げることができます。これまでそれを目的として投げ銭していた人にとっては実質何も変わりません。相手にトークンが渡らないだけです。

ということで、相手の記事にトークンを支払いたい人は「投げ銭」を使えばよくて、相手の記事をトップページに推し上げたい人は「広告費」を支払えばよいです。

 

投げ銭ランキングを広告枠に変更するだけで、

・投げ銭の手数料は不要になる(少なくとももっと下げられる)

・プラットフォームへのGiveが増える(かもしれない)

というメリットが生まれます。

デメリットは、投げ銭ついでに記事をランクインさせたい人にとってはコストアップになることくらいかと思います。それをしたい人がどれだけいるのか読めませんけども。

 

問題は、投げ銭ランキングならば運悪く特等席に入れないことがあっても「仕方ない」と思えるところが、広告費だと支払ったのに特等席に入れないとはどういうことか?!という話が出てくることです。

そこで、広告枠をオークション形式で取り合う方法を提案します。

1. 広告枠への記事掲載は広告費が入札された翌日0:00~23:59とする

2. 各ユーザの入札額は手数料1ALISを含む5ALIS以上、各記事に1回だけ入札可能とする

2. 入札額の総額が大きい順に3件まで記事が広告枠に掲載される

3. 入札額が同額の記事の順位は抽選で決められる

4. 実際に支払う広告費は順位が1つ下の広告費とする(下位が存在しない場合は5ALIS)

 

「お前も手数料とってるやん!」というツッコミは甘んじて受けましょう。手数料が無料だとbotでずっと入札を回されたりしてアレかな…と思ったので。でも内心は「botもまたエコノミーの一部」だと思っているので自動化も有りだと思っています。

他にも、一定以上の連日広告は制限するとか、ALISに一定以上の貢献をしていないユーザ(記事投稿やいいね評価のない人)は入札できないようにするとか、色々と工夫することはできるかと思いますが、最も単純なところではこんな感じかな…と。

投げ銭ランキングを「広告機能」として使ってきた人たちにとっては、トップ3に掲載されなければ手数料1ALISのみの支払いなので気楽に記事を推せますし。

 

「広告収益へのアンチテーゼとしてALISが生まれたのに結局は広告やん!」というツッコミも甘んじて受けましょう。まあ投げ銭ランキングも広告と似たようなものですし、掲載されるのは広告もALISの記事なので許されるんじゃないか…と。

それよりも、スマートコントラクトは自動オークションに向いているので(たぶん)、オークション形式の広告が実装されていれば、「お、さすがブロックチェーン技術をベースにしたソーシャルメディアだな」という感じでALISの対外的な信頼度も上がるんじゃないでしょうか。しらんけど。

 

Quadratic Likeによる“いいね”ランキング

そしてもう一つの提案は、“いいね”ランキングのアップグレードです。

せっかく独自トークンを導入しているのに「1記事 1いいね」ではこれまでのソーシャルメディアと何ら変わらなくてつまんないですよね。

だから、“いいね”をALISトークンで買えるようにしたらいいと思うんです。

 

仕様は次のような感じです。

1. ある記事に対して 1いいね までは従来どおり無料

2. それ以上の“いいね”はALISトークンで購入できる

3. 各記事に対するX個のいいねの追加購入額は「Xの2乗ALIS」とする

4. 手数料はなし

追加購入できる“いいね”の価格設定がちょっと不思議な値になっていますよね。

1いいねの追加購入は1ALIS、2いいねは4ALIS、3いいねは9ALISというように急激に高くなっていきます。ただ、1ALISスタートだとちょっと高い感じもするので、割る10してもよいかもしれません。

 

この数式、熱心な安さんファンなら覚えているのではないでしょうか。

そう、安さん激推しの「Quadratic Voting」です。

 

Quadratic Votingは「Voting」とあるとおり投票の話なのですが、これを記事の“いいね”に導入します。

安さんの記事を抜粋すると、

1. 一定量のCreditが全員に配布される。Creditは使わずに蓄積していくことも可能

2. そのCreditを消費して票を購入し、投票することができる

3. ただし、x票を購入する際に要するCreditはx^2である

というような仕様になっています。

 

私の提案するQuadratic Likeは “票” の代わりに “いいね” を購入できるというもので、おそらくそのまま適用できると思います。

Quadratic Votingの「1. 一定量のCreditが全員に配布される。Creditは使わずに蓄積していくことも可能」という部分は、ALISトークンも大体そういう仕組みになっていますよね。配布額は一定量ではないですが、ALISで記事を書くなり“いいね”するなりすれば全員もらえるトークンですし。

 

トークンを支払って目立つところに推し上げるという意味では広告枠オークションとちょっと似ているのですが、広告枠のほうは参加開始のコストが大きくて、必ずしも“いいね”が伸びない記事でもトップに掲載できてしまいます。

Quadratic Likeは1ALIS(もしくは10で割った0.1ALIS)から参加できるので気軽ですし、この仕組みで“いいね”ランキングのトップに記事を祭り上げようとすると下手したら広告枠オークションのほうがリーズナブルです。

なにより、“いいね”のほうは記事にずっとその数字が記録されるというところが違っています。そういう点で、Quadratic Likeは「広告」ではなくあくまで「記事の評価」であるという位置づけは変わっていません。

 

まとめ

いかがでしょうか。「投げ銭ランキング+投げ銭手数料」よりも私が魅力的だと思う案を提案してみました。

どちらの案も、トークンを伴った新しいソーシャルメディアであることを意識しています。そういう機能が搭載されて初めて、ALISってこれまでのソーシャルメディアとは違うよね…と外部から見てもらえるのではないでしょうか。

 

運営チームは以下の記事のなかで「課金の導入が遅れるほどコミュニティからの反発が大きくなるかもしれない」という趣旨のことを心配されていますが、ユーザが進んで課金したいような魅力的な機能であれば、どのタイミングで導入してもコミュニティは受け入れると思います。

 

開発工数のコストだけで判断せず、Web3.0を代表するソーシャルメディアというポジションを勝ち取るために挑戦してほしいな…と願っています。

 

あえて安さんの記事と同じキャッチアップ画像を微加工して使ってみた(引用

 

 

公開日 いいねによる獲得 投げ銭による獲得 サポーター
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2019/09/10 53.34 ALIS 87.49 ALIS
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  • もずく
  • @mozk
難しいことをできるだけ簡単に説明することにもずく生命を賭けています/魔法使いオズモン/Web3.0な世界に期待/Trust日本Telegramアドミン/Twitter: @mozk0x
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