仮想通貨は、非中央集権を目指してつくられた。
と言いながら、中央集権とも呼べるほど
仮想通貨に対して影響力の大きい人物が、世界には確実に存在している。
それは、人間がコミュニティーというものを形成して、一つの物事を成長させていく生き物である以上、仕方がないことかもしれない。
そういう意味では、「ナカモト・サトシ」はそこまで見越して、ホワイトペーパーのみを世に出した後、正体を一切、表舞台に出さなかったことは
実は一番の彼からの妙案だったのかもしれない。
今回は、特に影響力の大きい人物を、二大巨頭編としてお送りしていきたい。
「オマハの賢人」
「投資の神様」
バフェット氏は幼少の頃から投資の魅力にとりつかれた。
初めて株を購入したのは、11歳の時だ。
バフェット少年は、1株38ドルのシティー・サービスの株式を3株購入した。
その後株価は27ドルに急落したが、手放すことはなく握り続け、1株40ドルに持ち直したタイミングで売却した。
ただその後、シティー・サービスの株価1株200ドル近くまで高騰した。
この経験を通して、以後の彼の投資判断基準はつねに一貫している。
バフェット氏最大の成功の投資案件だったと言われるのが
「コカ・コーラ」だ。
コカ・コーラに投資した金額[10億ドル]は、
配当金などを加味すると、約27年間で16倍以上に成長した。
数々の株式投資を経て、バフェット氏は世界の中でも屈指の億万長者となった。
「仮想通貨に手を出すな。一言でいえば、幻想だ」
Roger Ver氏は20歳の時に
コンピューター部品事業「MemmoryDealers.com」で成功を収めた。
その後、当時価格が1BTCあたり1ドルほどだった
ビットコインの仕組みと
可能性に魅了され、
ビットコイン関連のスタートアップに100万ドル以上の投資を行い始める。
また、ビットコインの総合ポータルサイトを運営するBitcoin.comのCEOとなり、そこから仮想通貨界をけん引し続けている。
<ビットコイン分裂騒動で、彼が発言した有名な文面は以上の通りだ>
Roger Ver(ロジャー・バー)氏は自らを
リバタリアン・無政府資本主義であると主張。
また、将来的に仮想通貨が、法定通貨と代替することを望んでいる。
そのため、政府から規制や制限が設けられる前に
仮想通貨を少しでも広めようと画策している。
「個人自由、権利不可侵原則、もしくは経済自由を大切にするのならば、日常生活でビットコインを最大限に利用すべし」