Googleフォームの論理パズルを1人しかやってくれなかったので、手直しして推理小説もどきの何かにしてみたが、これはあくまで論理パズルである。
推理小説ではないうえに、夜中の4時に考えているので論理が破綻しているかもしれない、考えて損する可能性をご承知おきのうえ是非考えてみて頂きたい。
そしてこれは有料記事の試作1号記事である。
僕は大学時代お世話になった教授に招かれ、彼の別荘を訪れていた。別荘に泊まっていたのは教授と僕以外に、一文字、二子石、三廻部、四方山、五月女の5人だ。
朝食の時間になっても食堂に出て来ない教授を皆で起こしに行った僕たちは、教授の部屋で彼が殺されているのを発見したのだった。
夜間は外部からの侵入に備えた防犯装置を作動させていた、寝る前装置を作動させたのは教授で、確かにその時まで教授は生きていた、今朝防犯装置はまだ解除されていない。つまり、僕たちの中に教授を殺した犯人がいるということだ。
食堂に戻り警察へ電話をした僕たちは、各々主張を始めた。別荘が山奥にあるせいで警察が来るのにしばらく時間が掛かるらしい、この中に殺人犯がいるのに誰だかわからないまま一緒にいるのは気持ちが悪い、犯人を特定してやろうと思うのも無理もない話だ。彼らの主張は以下のようなものであった。
四方山
「俺はずっと部屋にいたんだ、とりあえず俺は犯人じゃない。
ところで、五月女は嘘つきだ、あいつの話は聞いても意味がないぜ。」
三廻部
「私は見たんです、四方山君が犯人です。彼は嘘つきなんです。」
二子石
「三廻部さんの嘘つきよ!私見たの、彼女の方が犯人なの!」
一文字
「二子石と四方山は嘘をつかない。
まあ僕は犯人を知らないけど、僕じゃないのは確かだね。」
五月女
「二子石さんも三廻部さんも嘘つきです!
僕は見たんです!犯人は二子石さんですよ!」
それぞれ全く噛み合わないことを言っている、きっと彼らは僕の知らないところでお互いに恨みの一つや二つ持っているのだろう。
ところで、僕には今の主張から犯人がわかってしまった。実は僕には特殊な能力がある、それは、同じ空間にいるものの中で真実のみを話している人間が何人いるかわかるというものだ。なぜこんな能力があるのかはわからない、何でわかるのかもわからない、だがわかるのだ、この中で真実のみを話しているのは2人だ、その他の3人は全て嘘、もしくは嘘と真実を混ぜて話しているということだ。
そして彼らの話を合わせて考えれば、犯人はあの人ということになる。
犯人は、