結婚にはほとんど興味がない。
おそらくその理由としては結婚の入り口となる、結婚式、子供を作る、に対しネガティブだからであろう。この2つにポジティブな人ほど結婚したいと思うはずだ。
結婚式の何が嫌って、人前で注目されることも、人前でスピーチすることも、僕にとってはあらゆる手段を用いて回避したいことだ。
それに結婚式に呼ぶような友人は最早一人もいないし親戚にも会いたくない。相手の両親、親類、友人に挨拶をしなければならないと考えただけで式はキャンセルだ。
友人の式には何度も出席させられたが、そもそもあの雰囲気はどうにも苦手だ、結婚式と葬式どうしてもどちらかに出席しなければならないなら僕は葬式の方が良い。
子供を作るのも嫌だ、僕の遺伝子を受け継ぐなんて可哀想すぎる、この世に生まれても嫌な思いばかりするに違いない、生まれた子におめでとうとはとても言えない、第一声は、可哀想に…、になるだろう。この遺伝子は僕の代で終わりだ。ザマーミロ。
だが、実は子供は好きなので連れ子や養子は歓迎だ、なんなら養育権と養育費をもらえるなら嫁が他所で子供を作ってくることも認めたい。
では入口が嫌だとしても、結婚生活の中身には興味があるだろうか、確かに一生一人で過ごすのは寂しいかもしれないと思う、しかし実際のところ僕はもうそんなに長くは生きていられないだろうから心配する必要もないだろう、万が一何かの間違いで生きる手段が見つかる可能性もあるが、万が一を心配して結婚しておくというのもおかしな話だ。
僕が唯一結婚に興味を持てるのは、僕が養ってもらえる場合だ、私があなたを一生守って見せる、幸せにするよ、と言われたら即結婚するだろう、盛大な式を挙げても構わない、そのくらい我慢しよう。日本は男女平等社会である、男が守ってもらいたいと思っていても何の問題もないはずだ。
しかし、こんなことをグダグダ言ってられるのも僕が女性に全く好かれないからだ、僕の方から全力で寄って行かない限り向こうから近づいてくることは絶対にない、僕がもし女性が向こうから寄って来てしまう様な男であったなら、結婚に対するネガティブな気持ちと自分を好きだと言ってくれる人がいることとの板挟みになってもっと悩んでいたかもしれない。
この歳にして未だに結婚なんて興味ない、なんて言ってられるのは幸か不幸か誰も寄ってこないお陰である。
幸か不幸かって、不幸に決まってんだろ!一度で良いからモテたい人生だった。
ニートシリーズ。