『考えない練習』

 

本屋で『考えない練習』という本を見つけました。

お坊さんが書いた本で、頭で考えずに、もっと五感を使おう、という内容です。

ヨガをやっている時に気付いたのと同じことが書かれていて、やっぱりそうか、と思いました。


以下、座禅で意識の流れを見続ける、というくだりからの引用です。

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目の前の方の話をぼんやりと聞いている人は、本人は「聞く」という行為をずっと行っているつもりなのですが、そのあいだに、実は大量の細かい「ノイズ」が入っています。

コマ切れ程度の超短時間に、心の情報処理の中には、自分が好きな飲食物のイメージがチラッと混ざったり、誰かに言われた嫌なセリフが残響してチラッと混ざったり、夢の中で見るようなヘンテコなイメージがチラッと混ざったりしているのです。本人も気づかない速度でこれらのノイズが入った瞬間、聞く行為が途切れます。細かい一瞬一瞬、大量のノイズが混ざることで、私たちの「集中」は、途切れ続けています。

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これは聞く場合の例ですが、視覚でも同じです。

ヨガで身体をひねって視線をゆっくりと移動させたり、一点に視点を集中したりする時、ちらちらとノイズが入るのを感じます。見つめているはずなのに、時間を細切れにしてみると何かよく分からない光や色が混ざっています。

ふだん日常生活でもそうなっているんでしょうが、特にヨガをやっている時はそれが意識されます。


この本によると、そのノイズは「欲」や「怒り」で、強い執着とともに何度も繰り返して残響する、と。執着なんですね。


合気道でも、自分の心の状態を観察しながら集中しているのか、執着なのかを感じ取ってみたいです。

どうしても投げよう、極めよう、という気持ちが先行しますし、身体の動きも雑でコントロール出来ているとは言えないので、現状は執着だらけです。

まずは自分の状態を観察するところから始めます。


そういえば、多田先生はたまに「摩訶止観」とおっしゃる事があり、詳しく説明はされませんが、これはヒントですね。

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2019/05/19 5.40 ALIS 0.00 ALIS
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2007年から書き溜めた合気道に関する日記をこちらに公開していきます。合気道を始めたのは2000年で、現在四段です。その他のネタはsteemitにて steemit.com/@takezou
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