現段階でのALISは、その仮説を検証するために「仮想通貨」にテーマを限定して記事を集めています。
分析もされているでしょうし、改善もされていくと思います。
白書によると、すでにある構想として、タグの自動付与機能を考えているようで。
今回はそれについて考えます。
タグの自動付与とは何でしょうか?
私が記事を書きます。それに対しておそらく自分の手で(マニュアルで)タグをつけます。
これが普通のブログでのタグ機能ですね。
ブログ閲覧者は、そのブログのタグ一覧をみて、自分が興味のあるタグをクリックして、それに沿った記事を読むことができます。
カテゴリわけは1記事1カテゴリ、というイメージです。
タグは1記事にいくつもつけることができます。
前者では「料理」というカテゴリしか記事につけられませんが、
タグは一つの記事にいくつも、(例えば「料理」「大学一年生」「初めての一人暮らし」など)つけることができます。
タグの方が便利です。
それが自分でつけるだけではなく、自動でつけられる。
おそらくですが、Aさんがつけたタグ一覧だけでなく、ALIS全体でのタグ一覧のようなものもあり、読者はALISホームから自分の興味があるタグをクリックして、書き手が誰かではなく、自分の興味があるテーマの記事を手軽の読めるようになる、と想像します。
そのタグの自動付与なのですが、ロジックがなかなか難しく。
というのも、ただ単に題名や見出し、本文に何回も出てくるものをキーワードとして抽出するだけのロジックで用をなすようには思えないのです。
タグを利用するのは誰でしょうか?
読み手ですよね?
書き手がタグをつけますが、それは読み手がわかりやすいようにつけるはずです。
インスタのように、タグでコメントをするような文化・遊びが流行るかもしれませんがそれはまた別の「利用者の予想外の使い方」です。別に考えてください。
では、読み手はどのようにカテゴリを分けたいかというと、なかなか難しいのです。
読み手がALISのパブリックなタグプールに、自分が見たい記事のタグをリクエストする、という仕組みがあり、それが十分な量たまるのであれば、なかなか使い勝手がよさそうです。
(読み手は。例えば「ハリネズミ」の記事を読みたい、と。
「小動物」タグや「珍しい動物」タグはあるけれど、「ハリネズミ」タグはない。
そこで運営に「ハリネズミ」タグを作ってくださいとリクエスト
書き手は運営がOKしたタグリストを参照して、それを記事に張り付ける。
新しく採用されたタグは需要があるという事なので、この仕組みで話題をある程度コントロールすることも可能)
一方で、読み手が気付いていない、タグもあるはずなのです。
大学入学と同時に初めての一人暮らし、一念発起して初めての自炊。
料理タグだけでは足りません。
大学生だと「時短飯」なんて単語自体が出てこないと思われます。
これは大学生を揶揄する意図はなく、自分の専門外の部分については誰しもが無知であるという意味合いです。自分が知っていることならそもそもが記事を読むのではなく、確報に回ると思うのです。
読み手に回るということは、その界隈の事をあまり知らないと強く推定できる。
ということは、本当にその界隈の初心者なのであればタグのリクエストもできない、と思うのです。
つまり、ある程度、その記事のテーマについて詳しい人も、タグをつけられるようにならないと、実運用が厳しいのではないかと思います。
機械的な抽出だけではなかなか難しく、その記事を本当に必要としている、そのテーマについて初心者な人も新しいタグをつけるのは容易ではない。
いかがでしょう?
現状のALISに加えて、少し未来のALISも考えてみませんか?