先日「ALISの効果的な機能追加」という記事を書きました。
機能は一般的に、抽象的な機能から具体的な機能の順番で実装される。
何らかの機能が細分化すればALISトークンは機能に応じて分化し、疎結合になるかもしれないという内容です。
今回はその「疎結合」について記事を書きます。
システムALISプラットフォームの話と、現実での「分業」の話を絡めます。
そして最後に、ALISトークンはどうすべきか、という考えを書きます。
ALISプラットフォームではALISトークンは様々な用途で利用されることが予想されます。
具体的には、
1)そのエコシステムにおける通貨として
2)予想ですが、投票権として
3)信頼ポイントの原資として
です。
1)そのエコシステムにおける通貨として
これは非常にわかりやすいですね。
ALISを書いたり、いいねをすることで得られたALISトークンを使い、投げ銭や有料記事を購読する。
有料記事もその記事だけでなく、月刊・週刊のものがあっていいはずです。
ALISのやりたいことや、発起人の方の経歴からすると人材ビジネスに手を出し始めるはずです。次の次の話辺りで、転職会社やその他人材関連の会社のみならず、それぞれの分野における信頼ポイントが高い人を見つけるためにALISトークンを取引所で購入する、なんてことがあるかもしれません。
2)予想ですが、投票権として
こちらは先日の「ALISの効果的な機能追加」で書いた機能になります。
運営だけで判断がつかず、実際にだれがどういう風に使うのかを知りたいときに、ALISトークンを使ってでも運営に意志を伝えたい場合にこの機能を利用します。
ALISトークンを使うなんてもったいない。
わかります。
ですがその人は。投票権ができた時に、それで決まったことに文句を言えません。
3)信頼ポイントの原資として
これはすでにCMOから詳細な説明がされているのですよね?
ALISトークンを保持することで、何らかのアルゴリズムを経て付与されるポイントでした。
個人的には、
「いいね」される記事を書いていただいたALISトークンによる信頼ポイントと
ALISトークンを購入して得た信頼ポイントは全く別物だと思います。
基本、総計が表示されるという形式でも良いと思うのですが、その内訳も確認できると良いなぁと思います。
このように、ALISトークンには、様々な役割が想定されます。
疎結合の話に入ります。
疎結合とは、それぞれの機能が独立しており、必要に応じて連結する形態をいいます。(反対の概念は密結合です)
疎結合の具体例はsteemitが示してくれています。
STEEM。SBD、SP
それぞれ独立した機能を持ち、どれからどれには変更できる等の制限を設けることによって、利用者の行動を制限し・運営の向けたい方向へ導いています。
人間の社会は分業制です。
農家の人は農業をすることに特化し、工場で働く人はそれに特化し、サラリーマンはサービス業に特化します。みな自分が得意なことに特化して社会全体の利益を最大化しています。
それを考えると、トークンがそれぞれの役割ごとに分けられたのも必然と言えるかもしれません。
また、steemitのようにトークンが分けられていると、例えばSBDに大幅な機能追加がされるときの移行がうまくいきます。
steemitに係るすべてのトークンの運営を一時停止することなく、部分的に移行していくだけで済むからです。
上記ALISトークンの例でいいます。
ALIS投票権トークンというものがあったとして、そのトークンに機能追加がされ刷新されると、投票自体は一時停止されるにしても、通常の有料記事の購入などは通常に行いつつトークンの移管ができるはずです。
では、ALISトークンは役割が増えれば、別種のものを作るべきか?
私の答えはNOです。
ホワイトペーパーからすると、steemitの複雑な報酬体系にも疑問が投じられていました。
(参考;ALISを改めて調べてかんがえる~人の信頼性を可視化する~)
運営はできる限りALISトークン一本でいくように思います。
疎結合にしたら、その場合、ALISトークンを投票トークンに換える画面が必要になる等、手間もかかりますし、どっこいどっこいなのかと思います。
まとめます。
・基本分業
・機能ごとに分けた方が良い場合が多い
・ALISは複雑な報酬体系を疑問視しているので、ALISトークン一本でいくと思われる
ではでは。
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・ALIS
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