リトアニアで仙台を食べた。
意味不明な文言だが、確かにわたしはリトアニアで仙台を食べた。
リトアニアにMAXIMAというスーパーマーケットがあるのだが、そこで「SENDAI」という名前のついたパックの寿司が売られていたので食べてみた。
どうだろう、見た目は日本のスーパーマーケットで売られているパックの巻き寿司とそこまで変わらない。
強いて言うなら全体的に量が少なく、醤油の容器が魚じゃないといったところだろうか。
向かって右手がサラダ巻き、向かって左手がカリフォルニアロール的な見た目のなにかである。
結論を言おう、これはゴムである。
コメの味も食感もまるでゴムのようである。
仙台ではなくゴムである。
嘘だと思ったら食べてみてください。
カニカマ的ななにか、たくあん的ななにか、キュウリ、キャベツ等が入ったゴムである。
醤油をつければいくらかダメージはやわらぐものの、やはり後を引くゴム感の存在は否めない。
ちなみにリトアニア語でゴムは「SENDAI」ではなく、「GUMA」のようだ。
MAXIMAには神戸と富士も売られていたが、仙台で満足?したので食べていない。
さて、わたしが伝えたかったのは、リトアニアのスーパーの寿司がまずいということではない。
日本のスーパーマーケットの寿司はそれなりに美味いということ、リトアニアでは寿司よりSIMカードの方が安いということ、そして個人的に仙台の街が好きだということである。
リトアニアにもきっとおいしい寿司はあるはずなので、見つけられる日を心待ちにしている。