先日、Pixelシリーズの歴史を振り返るおよびその未来を考える記事を掲載しましたが、今回は漠然とした未来や方向性についてではなく、直前に控えている未来を具体的にお話していきたいと思います。
そうすなわちPixel4/Pixel4XLについてのリーク情報をまとめていきたいと思います。
とその前に最低限Pixelシリーズの魅力をお伝えします(上の過去記事は長すぎてあんまり読む気にならないので)
Google社の名前でローンチされる端末であるため、名に恥じぬソフトウェア・アップデートの迅速さです。言うまでもありませんが、全端末最速のアップデートですね。
正直これが何よりの魅力です。iPhoneじゃない端末で探すなら何だろう、やっぱりカメラが良いやつかな…といった指標になりがちですが、最近のハイエンド機なんて全部カメラすごいですし、あのGoogleが”今”提供したい(ユーザエクスペリエンスとして最高とGoogleが思っている)ソフトウェアが最速で触れるというのは、それ自体にお金を払う価値があるというものです。
Pixelシリーズはその時期に「ハイエンド機」と呼ぶにふさわしいハイスペック端末です。無茶な使い方をしても、重くなっているのかどうかを全く感じさせない程度には高スペックです。少なくとも私は遅延を感じたことがありません。カメラは限りなくハイエンドで、DxOMarkベンチマークスコアで上位をキープ(初代と2ではリリース時1位でした)。無論、上には上がいるって感じですが、少なくともiPhoneに見劣りしないスペックに調整しているような印象を与えます。
(スペック数値大好き勢が「メモリ4GBで10万は高い」という謎発言をしているケースを頻繁に目にしますが、中華端末でメモリ10GB積んでいるようなアンバランスな端末があることが一因なんだろうと思います。メモリ10GBって。要らないでしょ絶対。どれだけスマホで並列作業させる気ですか。フォトショ触りながらデイトレードしながらYouTube流しながらドキュメント更新しながらメール打ちながらKindleで読書でもするんですか。それでも使い切れないでしょうけど。PC買ってください。Chromebookとかオススメしますよ!)
(Android作ってるGoogleが4GBで十分でしょと言っているのにそれよりも遥かに沢山のメモリを積むというのは、明らかにオーバースペックであり最適化の放棄であり、適切とは言えません。私からは「メモリごときを積んでスペック高そうに見せて高く売ろうとしてんな〜」と見えます。下駄履かせてる感じ)
数値化されたスペックの向こう側を見ている。それがPixelです。
長々と書いても仕方ないのでこんなもので。
他にも・過剰じゃないながら高級感◎ ・インカメラが飛び出すみたいな故障しやすいギミックにはしない ・GooglePhotoに無制限画像保存OK ・国内向けにはFeliCa搭載(※) ・防水防滴◎ といった痒いところに手の届く端末になっています。(※最新版Pixel3のみ)
初代、Pixel2、Pixel3とすべて購入してきましたが、Pixel3の完成度には感動しています。正直、Pixel4は買わなくていいかな…と思ってました。これらの情報を得るまでは。
ちなみにGoogleは、Pixel4の情報がリークされるたびに公式に情報を公開するという逆プロモーションのような手法をとっています。もはやこんな時代だからサプライズとか無理だし、気になるなら教えてやるよ!みたいなスタンスですね。あっけらかんとしていて嫌いじゃないです。
「シングルレンズでも十分な性能を発揮するのでいたずらにレンズを増やすことはしない」「むしろAIを活用することでシングルレンズでも十分な性能を実現できる」というスタンスを維持してきたPixelシリーズですが、ついに卒業です。デュアル(トリプル)レンズを搭載してきました。
シングルでも十分な性能になるようにソフトウェア(AI)を調整してきたGoogleが、まさに満を持して2つ以上のレンズを搭載したとなると、これは相当なカメラになるのではないかと期待せずにはいられません。
(※事実、Pixel3の廉価版であるPixel3aのベンチマークスコアは100点と高得点を叩き出しています。ハードウェアに強く依存しないままにこの性能は。ワクワクしますね。なおiPhoneXRには僅かに及ばなかった様子ですが、端末の値段を考えると桁違いのコスパと言えます)
(※Pixel4はデュアルレンズとされますが、スマートフォンやメーカーによってはセンサーモジュールのことをレンズ扱いする場合があるため、このような曖昧な書き方にしています。そのあたりは発売を待って、Googleのアナウンスをもって確定とすれば良いかなと思っています)
Pixel4は下部のベゼルレスが進化しつつ、上部のベゼルが残ったままになっていました。これは何かしらのセンサーを搭載するのだろうと予想されていましたが、やはり結構いろいろと搭載してきた様子です。
Pixel3までは指紋認証でしたが、このセンサー群のおかげでPixel4からは顔認証搭載です。
iPhoneの顔認証でも利用している”ドットプロジェクター”を初めとする複数の手法で顔認証を行うそう。顔が逆さまだろうがなんだろうが認証してくれるという驚異のシステムになるとの噂です。どうなってるんだ。一応大学で画像認識研究してましたけど、認証対象のオブジェクトが回転しちゃうとめっちゃ難しいんですよ。素晴らしい技術だと思います。
また標題に書きましたが、”Soliレーダー”という技術が活用されていて、スマホ周りのモーションを検知できる技術として応用。本来は飛行機などの巨大な物体を検知するための技術であるものを、スマートフォン向けにカスタマイズしたとのこと。Pixel 4はSoliを搭載した最初のデバイスになるらしい。うーん興奮してきた。
曲のスキップ/アラームのスヌーズ/通話の停止なんかでは、もうスマートフォンにタッチすることはなくなりそうです。
公式も是非ご覧ください。
Pixel3で満足してしばらくスマートフォンは買わないつもりだったんですが。このままだとPixel4は買ってしまいそうですね。お金貯めておかなくちゃ…。
またなにか面白い噂が聞こえてきたら記事書きますね。
それではまた!
※最後まで読んでいただいてありがとうございました。