Hello token economy
ども濱口幹久です!!うえの文言はtoken unionでつくる予定のトークンを配布する際に添えるテキストとして作りました。
今回はトークンについてお話しします!!!
トークントークンと息巻いて使っていますが、実のところは
というのもブロックチェーンができる以前にもトークンという概念は存在し、それを流用している形です。なので、明確な定義がない分、君の言ってるトークンもあってるし、俺のトークンもあってるという事態が起こります。そもそも、言葉自体に明確な定義が存在しないので、議論をする前に、共通認識をそろえておかねばならないことを頭に置いといてください。これを怠って「俺のトークンの意味は正しい!!」と議論を進めると話は次第にずれていき、お互いにとって利がありません。「なんで相手は理解してくれないんだ!!」となり議論が無駄になるばかりか、ひどいときは喧嘩別れを引き起こします。最新技術ではよくあることで、ブロックチェーンは特にそれが顕著です。ブロックチェーンもどこまでをブロックチェーンというか決まっていませんし、コンソーシアムチェーンを含めてプライベートチェーンという人も現に存在します(どっちが正しいとかはない)。スマートコントラクトに関しては1997年から存在する概念ですが、イーサリアム上だとスマートコントラクト=プログラムと位置付けらています。まだ言葉の整理が追いついていないということです。
こういうことがたびたび存在し、議論をする際や話をする際は相手がどういう意味でその言葉を使っているのか?を慎重に検討しながら議論を進める必要があります。
token unionではそういったことがないようにあらかじめtoken unionで使う言葉の意味の合意を得る、もしくは羅列して選択できるようにする辞書を作成する取り組みを行っています。無駄な争いで参加者が嫌な思いをしないためであり、議論を円滑に進めていくためでもありますし、token union外の人と話す際に意識できるようになります。
トークンエコノミーを推進する上で、そもそもトークンとは何?とか、トークンエコノミーとはなに?がバラバラだと話になりませんから。トークンエコノミーやトークンはイーサリアムでできた言葉と思っている方が多い印象ですが、それ以前からどちらも存在する言葉です。海外と日本で認識が違うかもしれませんが、日本ではイーサリアムができる前から言葉の概念は存在していました。
なので、自分はイーサリアムができた後のトークン(ブロックチェーン上で発行された電子的な所有物)という意味を使っているが、相手はそれ以前のトークン(何らかの価値を抽象化したもの)という意味で使っていた場合、少しずつ認識がずれてしまう。ということです。トークンエコノミーも同様です。トークンエコノミーに関してはまた後日別の記事で書きます。正直、トークンエコノミーに関して、自分はブロックチェーンでできた言葉だと思っていましたが、それ以前にも存在していたと岡部さんから知った時はびっくりすると同時に気を付けないとな~と思いました。
まず自分がブロックチェーン大学校で学んだ概念は
と学びました。非常に広い概念ですね。ボードゲームとかでもよくトークンって言葉使いますよね。○○トークンみたいな。この意味で使った場合、会社の価値を表した「株式」もトークンとして呼べますし、現実の資産や借金(+の価値とーの価値)を抽象化した「会計で使われる勘定科目」もトークンだと言えます。
現存する目に見える価値だけではなく、ファンとしての熱量であったり(exLOUDトークン)若者の期待値であったり、清掃活動などの社会貢献、それら目に見えない価値も抽象化し、表示できれば、自分の言葉の定義ではトークンになります。ラジオ体操のスタンプもある種トークンですね。ラジオ体操に参加をしたという価値を抽象化してるので。スタンプが10個たまったらジュース1本と交換できるように、交換可能にすればトークンによって形成された経済圏、トークンエコノミーになります。ブロックチェーンで発行していれば、そのジュースと交換できる券(スタンプ10個)をブロックチェーンゲームのカードと交換できたりします。(取引相手がいれば)
そして、このようにトークンによって形成された経済圏を「トークンエコノミー」と呼んでいます。
自分が目指すトークンエコノミーはこんな社会です。
さて、話が少しそれましたが、自分のトークンの意味は「何らかの価値を抽象化したもの」と理解いただけたと思います。これはブロックチェーンが存在する前からある概念ですね。次はブロックチェーンが前提のトークン。いわゆるイーサリアム上のトークンERC-20やERC721など、NEMのモザイクのことですね。
もう一つの意味としては
ブロックチェーン界隈の一般的な意味はこちらが多いと思います。トークンとポイントで明確に区別されていますからね。しかし、自分の意味では発行母体は問わない。つまり、トークンの概念の中にポイントが内包されています。
なので、ここの認識がずれていると、
①濱口「会計は世界で最も大きなトークンエコノミーだ!!(勘定科目は資産などを抽象化したトークンととらえている)」
②の意味を使ってる人「何言ってんだこいつ?勘定科目はトークンじゃねーよ(勘定科目はブロックチェーンで発行されておらず、トークンではない)」
こういう食い違いが起きます。どちらが正しいとかはありません。トークンの定義なんてありません。定義がない言葉で議論をするのは非常に難しいです。上の段階で平行線ですからね。そこでtoken unionは辞書を作る取り組みをしています。①と②をお互い知っていれば、どちらの意味で使っているか確認できますし、どちらか一方しか知らない人に対しては、選択したあと議論が進められますからね。
ブロックチェーン界隈の議論をみてると、そもそも言葉の意味が明確でないものを共通認識を合わせないで議論して、話がかみ合わないことが多いです(主観)有識者でこの状態ですからね。一般人なら喧嘩が起きます(笑)
非中央集権ですら複数の意味が存在しますからね(笑)
②についてなんでもトークンさんから非常に面白い記事をいただいたので解説していきます。そういえば、自分となんでもトーンさんはトークンの認識を合わせなくても円滑に話ができてる理由は、師匠の目標が「すべてのものをトークン化」で、自分のトークン認識が「何らかの価値を抽象化したもの」なので、合致してるんですよね(笑) そしてお互いに頭の中で①と②を理解してるからだと思います。
そして、改めてトークンとは何かを説明をされたときに、自分は概念的な広がりを考慮して①を、なんでもトークンさんは技術的な面を考慮して②を説明しているという感じです。(ただの推測なので間違ってたらごめんなさい)
ちなみになんでもトークンさんは、トークン=電子的な所有物と説明しています。②ほどブロックチェーンにはこだわっていません
こちらがトークンをブロックチェーンで発行された電子的な所有物としてみなしたトークンの説明になります。題名は「あ~6歳児でもわかるようにトークンを説明するにはどうするか?そうですね....」です。読者を馬鹿にしているわけではなく、アインシュタインが「6歳児にもわかる説明ができないと理解できていない」という名言からとっています。実際これは自分も意識しています。意識してるだけでできるとは言ってません。
自分はDeepl翻訳で翻訳し、読みましたが、見た感じGoogle翻訳でも大丈夫です。右上のこのページを翻訳を押してGoogle大先生に翻訳してもらいましょう。
トークンをビー玉に例えて説明していて、非常に分かりやすいです。ぜひ読んでください。これから要約していきますが、めちゃくちゃ分かりやすい絵付きなので、自分の文章より本文を是非読んでください。
重要なものを要約すると、トークンには3種類に分けていて
①どれもが同じで区別のつかないトークン(ビットコインやイーサリアム)
1+1=2
②トークン自体に区別ができるもの。いわゆるNFT。(BCGのカード)
あ+え=あ、え
③ハイブリッドトークン ①と②を併せ持ったもの。イメージは階層わけ。カテゴリー別でトークンを区別。A+A=2A A+B=A、B これは図を見たほうがいいかな
そして重要なのはステップ2で語られている、電子化とは違うトークン化について。ここで語られてるのはもし、イーサリアムでトークン化(exERC-20)した場合、設計上はほかのトークンと交換できるようになり、対応しているウォレットを丸っと使える。さらに、ただの電子化だけではなく、トークンと動く仕組みもセットでトークン化と呼ぶ。(画像でビー玉だけやなくて動くレールも込み)
あとはトークン自体がスマートコントラクトによってプログラミング可能になるので、金融資産をトークン化をするのはプログラミング可能にするという意味でもある。
トークンのスマートコントラクトとビジネスフレームワークが合わされば
あと、トークンモデルの記事で
このサイトはすごくわかりやすいですね。
トークンに関しては今後もテーマとしてどんどん語っていく予定です。トークンエコノミーエバンジェリストの川本栄介さんとお話をしたあと、自分の中のトークンのありかたとは?がいろいろ洗練されたので今後も更新していきます。
ではまた~