こんにちわ🍷ワイン🍷です。
今回は仮想通貨界隈にも本当のリンクワーカーが必要では?という視点で語らせて頂きます。
目次
🍷医療コミュニティの変化
🍷🍷医療コミュニティとくりぷとコミュニティの共通点
リンクワーカーとは
認知症の方の自宅に訪問し、必要に応じたサービスの調整を行う人のことです。
突然医療の話から始まりましたが、本業が医療関係者という事もあり、最近医療コミュニティの形成の仕方も変化なども含めて医療者視点から見たくりぷと界隈をお話致します。
ここ数年で医療は病院完結型から地域完結型へシフトしています。そしてこれからその流れは加速していきます。国は2025年までに115万床〜119万床まで減らす計算です。
(引用元)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2016/01/dl/tp0115-1-03-01p.pdf
病院の病床数を減らし、なるべく患者さんの自宅で治療・看取りまで行う様に変化してきました。こうする事で医療にかかる税金を減らす事ができるのです。こういった治療は誰が行うのか。それは街のかかりつけ医の医師が自宅へ往診をしたり、在宅医専門で診療を行っている医師もいます。そして一番活躍するのが訪問看護ステーションの看護師です。患者宅へ伺い治療のサポート、普段の様子を医師、薬剤師、ケアマネージャー、必要に応じて患者家族へ情報共有します。
そんな中非常に大切になるのが医療者コミュニティと患者コミュニティです。特に患者自身の患者コミュニティへの関わり方で高齢者の要介護率を下げる要因になっている事がわかっています。
(引用元)
https://www.jages.net/information/?action=common_download_main&upload_id=590
こちらは2015年の少し古いデータですがコミュニティに参加するだけで要介護認定が半減するというデータです。こういった事からも元気な高齢者を如何にコミュニティへ参加してもらうように促すかが必要であります。
しかし現状は厳しく高齢になると仲の良いお友達が次々逝ってしまい地域でも孤独になっていきます。そこでよくあるのが病院の先生や看護師さんとの長話w
実は診察が混む原因の一つでもあります。医師からするとお友達と話せば?という事になるのですが、そのお友達がいない高齢者がたくさんいる現状があるのです。
要はこの孤独な高齢者達をコミュニティへ繋げるリンクワーカーの存在が必要になります。英国ではリンクワーカーはコミュニティと高齢患者を繋げる役割をしているそうです。特に専門的な資格が必要なわけではなくコミュニティ形成が好きな方、元演劇団員の方など専門職でない方がリンクワーカーをされているケースもあるそうです。そして共通言語をある程度理解できるバイリンガルである事が求められます。またこのリンクワーカーは病院やクリニックが雇います。
日本の場合はどうでしょうか。相変わらず認知症に限定したり、専門職、公務員にさせようとします。それがうまくいかない原因なのかもしれないと個人的に感じています。
ではここからくりぷと界隈と強引にコミュニティに関して繋げていきますね。
ここまで一部ですが医療の変化について話をしてきました。医療も高齢者のコミュニティへ繋げる必要性がある事をお伝えしました。しかしなぜ上手くいってないのでしょうか。6/16に聴講したプライマリケア学会で医療福祉生協連家庭医療学開発センター 藤沼康樹先生のお話では「共通言語が違うため、他職種や患者とコミュニケーションをとるのが難しい」という事でした。
要は専門的言語を無意識に使ってしまい、専門ではない相手と話が通じにくい、咀嚼して伝えられていない現象です。医療でいうと医師・看護師の言語レベルと介護士・ケアマネージャーとでは違います。より医療の専門的な言葉は介護士やケアマネージャーには理解しにくい部分があります。これはどちらが上とか下ではなく、共通言語の違いです。
ではくりぷと界隈はどうでしょう?
明らかに専門性が強すぎて以下の様なイメージになります。
この図では敢えて理解しやすい様に言語レベルと記載しています。専門レベルと置き換えていただいてもいいかもしれません。
ここで言う垂直統合とは縦に知識の深さであるクリプト言語レベル、水平統合は横にコミュニティの展開を記載しますと上記の図の様になります。
クリプト界隈でも医療界隈と同じ様な現象になってると感じています。より専門的な共通言語でtwitterなどで共有し、それ以外のコミュニティに対して上手く伝えられていないのではないでしょうか?
そこでクリプト界隈にもリンクワーカー的な難しい言語をわかりやすく伝えられ、実際にコミュニケーションを取りながら、くりぷとコミュニティへ繋げられる方が必要ではないかと感じています。その役割をどのコミュニティが担うかがこれから重要になってくるはずです。
こういったリンクワーカー的な人材が新しい職業として成り立つ可能性も秘めていると現在は感じています。
さあ、くりぷとリンクワーカー的存在に誰がなるのでしょうか。
(補足)
垂直統合は、商品・サービス供給に必要な工程の範囲を広げること。水平統合とは、特定の工程を担う複数の企業が一体化すること。
(引用元)
http://www2.c-linkage.co.jp/jpca2018/wp/wp-content/uploads/2018/05/program_0616.pdf
⭐️過去記事:https://alis.to/users/wine