経済のミカタ 第2章

前回の内容


・国債ってなに?

・なぜ国債は発行するの?



*国債の仕組み*

・国債の売買はどうするの?
・日銀がお金を刷る
・日銀の収入



・国債の売買はどうするの?


政府は国債を発行するのだが、その国債を発行し誰に買ってもらうのだろうか。

それは民間金融機関である銀行、証券会社、信用金庫などだ。

金融機関は国の発行した国債を買い取る。そして政府は民間へ国債を売りそれが予算になる。

しかも国債は調達金額が多額の為に毎週国債を販売している。金融機関は毎週国債を買い付けるのである。

買い方はオークションで銭単位で入札して行く。金額の基本単位は100円なので100円1銭など細かい入札になる。

入札が完了すると財務省が高値をつけた金融機関から売りさばいて行く仕組みだ。

ここで少し国債の売買について詳しく例を出すと、国債は国の借金だある為利子が付く。

金融機関は国債を保有していると利子収入があるのだ。

財務省が国債を発行する際に金融機関へ伝えるのは3つである。

「利率」「発行額」「償還時期」

例:【利率1%100億円の10年債を発行する】

この様に金融機関へ伝えられる。

この時金融機関は基本単位が100円なので額面100億円を100円で買うと入札する支払額は100億円で利率が1%なので金融機関の利子収入が1億円となる。

次に額面100億円を90円で入札すると支払い額は90億円となり利子収入は額面に対して1%掛かるので1億円の利子収入になる。

この時の利率は1.1%となり金融機関はこちらの方が得をする事になる。

ここまでが国債の売買について書いてきた。

では次にこの金融機関がもっている国債を時価で買う機関がある。

それが日本銀行だ。


・日銀がお金を刷る


日銀は日本で唯一通貨発行権を有している公的機関だ。

政府が発行した国債を直接買い上げる事日銀引き受けはマスコミでは禁じ手とされている様だが、実は本記事を作成にあたり参考にしている髙橋氏によると毎年限定的に行われていると言うのである。

日銀は唯一国債を基にお金をすることができる。これは日本人なら誰もが知っている事実。そして民間の金融機関が保有している国債を買い上げて通貨を発行する。

例えば100億円分の国債ならば100億円分の通貨を発行する。

この工程が金融緩和と言われている。

金融緩和は銀行などの金融機関が日銀に国債を売り、金融機関が日銀にもっている日銀当座預金に現金が振り込まれる。

この現金は持っているだけだと只の現金なのでこれをお金を生む現金に変えるべく、金融機関は企業へ積極的にお金を貸そうとする。

金融機関がお金を貸したい時は金利が下がり、企業はお金が借りやすくなり借金がしやすくなる。そして前章でも言った様に設備投資などにお金を回す事が可能になるのだ。

こうして市場へお金が血液の様に巡っていくのである。

ではここで少しおさらいをしておこう。

政府は税収を補う為に国債を発行する。

金融機関は利子収入が得られる為国債を買い、政府に現金を渡す。

その後政府が利率を下げ金融機関があまり利子収入が得られなくなると

金融機関は国債を日銀へ売って現金に変える。

日銀は国債を買う為に通貨発行して購入する。

ではこの日銀が勝った国債は誰がどうするのか?

ではここからは日銀の収入に焦点を当ててみよう。


・日銀の収入


日銀の収入が何か考えてみよう。

まずは金融機関から買い上げた国債の利子収入、これが通貨を発行して得られる通貨発行益だ。

では通貨発行益を説明していこう。

日銀は国債を買った分だけ通貨を発行し通貨発行益を全て国へ納める。これを国庫納付金という。
この国庫納付金は国から見ると税外収入である。
通貨発行益である国庫納付金は税外収入として収められる。

そして金融機関から買い上げた国債の利子が収入になるが
前章で国の歳出の話をしたのを覚えているだろうか。
国の歳出(出ていくお金)は所得税と法人税などそして国債費がある。
国が国債費として出した一部のお金が利子収入として日銀に入り、その収入が国庫納付金としてこれも政府へ返ってくる。

日銀はお金をするとその分の国債を買う。

その国債は利子収入があり、持っているだけで収入になる。

これが通貨発行益である。これは国債を持っているとずっと続くのである。


そしてここで抑えておきたいのは政府と日銀の関係だ。


日銀は政策の独立性があるが、政府の大きな方針に従って金融政策を行う。

日銀の人事は政府が国会の同意を得て日銀のトップを決める。

企業でも同じだと思うがグループ企業で親会社が子会社のトップの人事権を持っている。

要は日銀は日本政府の子会社であるという事だ。

これはどの国も同じだ。アメリカならFRBとアメリカ政府がこれにあたる。

更に日本政府は日銀の過半数の出資証券を所有している。

出資者は出資に対する配当をもらう事ができる。

要は日銀は日本政府へ上納金を納めるのである。

それが通貨発行益であり国債の利子収入の税外収入なのだ。


そして重要な考え方がある。

日銀には国債は資産であると言う事。

また日銀の発行する日銀券は日銀にとって負債だと言う事。


今回で理解いただきたいのは国債売買の仕組み、そして政府と日銀の関係性である。



次回予告


・政府の国債がなくなるとどうなるか

・国債の外国人保有率とは

・日本は財政破綻するのか



あとがき


本記事は以下の資料を参考に作成している。

99%の日本人がわかっていない国債の真実 髙橋洋一氏著(あさ出版)

本書の言葉を引用しながら出来るだけ噛み砕き、わかりやすくアウトプットして行く事を心掛ける。


著者



公開日:2018/12/03
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  • ワインALISブロガー
  • @wine
ALISを世に広めたい飲み者
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  • ころん
  • 3日前

ちょっとづつ難しくなってきた🎵

返信
  • がくし
  • 7日前

理解が及んでないんですが、日銀が得る通貨発行益って何ですか?

通貨を発行しても、民間から国債を買うのに使うのなら、手元に金は残らないと思ったのですが、どこか勘違いしてますかね。

金融ムズカシイ。。。

返信
  • うめ吉
  • 7日前

いいぞいいぞー!もっとやれー!

返信
  • よしだ
  • 7日前

なぞなぞみたい、、(๑°⌓°๑)

返信
  • eggpon
  • 7日前

いつもツイートしてたんはこの本からなんですねw

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