年末年始のバブル相場の時(なつかしい(´-`))、出川効果もあってか口座開設希望者が殺到(私もその一人でした)。申込みから取引開始までかなりの期間待たされるということがありました。
私よりも出遅れた周囲の人に当時よく聞かれたこと。
「仮想通貨って危ないんじゃないの❓暴落したら借金でしょ❓」「ビットコインって高くてもう買えなくない❓10万円とかじゃ買えないよね❓」
2つ目の質問はまあアレとして、1つ目について。これってバランスシートの一番基礎のところがわかっていれば理解しやすい問題かもなあと思って聞いてました。ちょっと見てみましょう(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
バランスシートというのは、損益計算書やキャッシュ・フロー計算書とともにいわゆる「決算書」の一部で、資金の調達方法(他人のお金=負債なのか、自分(株主)のお金=資本なのか)を右側に、その資金がどのように運用されているかを左側に、それぞれ表示したシートのことです。
たとえば、自分のお金(資本金)を100万円使い(自分から調達したと考えればおk)、その100万円を1BTC=100万円のレートで買う。今のことをバランスシートで表現すると上のようなイメージになります。ココで一番重要なことは、左右がバランスしているということです🧐同じ100万円を、調達源泉(負債or資本❓)という確度から眺めるのか、運用方法(何に使った❓)という確度から眺めるのか。見方が違うだけなのでバランスするのはある意味当たり前と言えます。バランスシートのバランスは均衡というより残高(=ストック)の意味だそうなので正確性に欠けますが、左右がバランスするのでバランスシートと考えれば覚えやすいでしょう。
ここで残念なことに、ビットコインが暴落して1BTC=50万円になってしまいました(不吉)。するとバランスシートは以下のように変化します。
ビットコインが50万円分暴落した結果、自分のお金(資本金)も同額の50万円溶けてなくなり、左右がバランスした状態を維持します。
ここでさらにビットコインの暴落が止まらず、ついに1BTC=0円になってしまいましたil||li( ;;´・д`)ヤバイヨヤバイヨ。文字通り電子クズとなってしまったというわけです(そういうことが起こりうるかどうかは別、ただの設例)。
ビットコイン価格は原則として0未満には下がり得ません。というのは、売り手がお金を払ってまでビットコインを誰かに譲渡するという事態は考えにくいからです。どうしても処分したければセルフGOXすればいいだけなので。あるいはそのまま放置でもおk。あえてコストを払って他人に処分してもらう合理性は想定しにくいですよね❓
ここまでをまとめると、100万円全額を自分のお金(資本金)でまかなってビットコインを買った場合、考えうる最悪の事態は100万円を全額溶かしてスッテンテンになるという状態です。借金にはならないので、よかったですね(それでも相当エグいけど)。
次の記事では、50万円を他人から借り入れ、残り50万円を自己資金でまかなったケースについて(今回同様バランスシートを使って)考えてみましょう(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑いわゆるレバレッジ取引というやつです
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