複式簿記は以下のようになっています。
資産は、現金、預金、有価証券、仮想通貨 などです。
負債は、借入金、買掛金などです。
借方と貸方は必ず同じ値になります。
もし、現金で、仮想通貨のNEMをを購入した場合はどうなるのでしょうか。
例えば、1XEM=11円として計算します。1000XEM買うとします。それは現金11000円を失って1000XEMという資産を手に入れましたので、このように記帳できます。
これは、現金が減って仮想通貨を手に入れたのですが、左右保存されているのがわかります。これは資産をエネルギーに置き換えると、あたかもエネルギー保存則みたいです。
実際、物体を自由落下を例にします。初め物体の位置エネルギーは10[J]あります。これを自由落下させますと、エネルギー保存則より。運動エネルギーは10[J]となり、位置エネルギーは0[J]になります。これを複式簿記に仕分けると、以下のようにできます。
もし、上記の借方と貸方を入れ替えた場合、運動エネルギーを失って位置エネルギーを手に入れた運動になりますので、考えられる運動としては、鉛直投げ上げ運動が考えられます。この運動は、自由落下の様子をカメラに撮って巻き戻しした運動となります。この場合は、時間を巻き戻しても不自然さはありませんので、可逆変化といい、そうでない時、不可逆変化と言います。
例えば、預金の場合は可逆変化ですが、株式の購入は不可逆変化です。(詳しくは、参考文献で)
このように、簿記をエネルギー保存則的な見方で見ることができます。もっと詳しく知りたい方は、以下の本に書いていますので、手にとってはいかがでしょうか。この記事もまた、以下の本を参考にしました。