ケータイに入力した文字や画像は、「0」、「1」からなるデジタルな電気信号(デジタル信号)として表現されます。文字の場合は文字の一つ一つに「01001011….」として0と1の組み合わせによって振り分けられます。一方、画像の場合もまた赤・緑・青とそれぞれが混じった色を0と1の組み合わせによって表現されます。
このような信号を送る時、電気ケーブルで送るのならば例えば「1ボルト未満を0」、「1ボルト以上を1」として順次送り、光ケーブルで送るのならば、「光っていない時を0」、「光っている時を1」として順次送ります。
ケータイの場合は、ケーブルがないが、どのようにして送るのでしょうか。
それは変調という方法を用います。変調とは、元々のデジタル信号の振幅や周波数、位相を変えることです。
変調した信号は、電波(マイクロ波)に乗せ、基地局やアンテナを伝って相手に届けられ、相手の端末で元々のデジタル信号に変換されることで届けられます。