今回はクリスペ中期ロードマップで紹介されているクリスペの「新作ゲーム」について考察してみようと思います。
まずロードマップを見る限り、「2019」、「2020」の表記があるのですが、「2021」の表記がありませんね。そのためこのロードマップに書かれていることは2020年までに実現したいという思いがあるように思えます。
約束はしないが、できればそうしたい。努力目標って感じでしょうか。
そして「新作ゲーム」と書いてあるんですが、1から新作ゲームを作ったら当然開発期間が全然取れないわけですから、現在のコンテンツを流用するということが予想されます。
つまり「クリスペ2」ができるのではないかと。
そして、モデルケースになるのはマイクリをベースに別ゲームとして開発された「ブレヒロ」になるわけです。
ブレヒロは
・ブレイブフロンティアの資産を使って
・マイクリのシステムを動かす
という構造になっています。
そして実現を目指しているのは「理想的なもう一つのマイクリ」です。
どういうことかというと、マイクリがというゲーム自体が実験作であるため、これまでの運営でかなりの数の失敗、判断ミス、妥協した修正というものを行っています。
そして、「本来はマイクリのシステムを修正したいのは山々なんだが、いろいろな理由で修正ができない」状態になっていることが沢山あるわけですね。
いろんな理由というのは、例えば
・すでにユーザーに高値でアセットを売ってしまったのでユーザーを裏切れない
・ユーザーにアンケートを取ってしまったので、従うしかなくなった
・既存のシステムやユーザー反応にどう影響があるかわからないので怖すぎる
みたいなことです。僕が思うには9割くらいは「ユーザーの反応が怖くて変えられない」という内容に集約されるかと思います。しがらみですね。
だったら新ゲームとしてリリースしちゃえばいいじゃない
というのがブレヒロです。
そのためマイクリのエンジンを使ってますと言いながら、調整内容が全然違います。
でも基本的に元のシステムをベースに各種数字をいじって、画像は全部新規ですがブレフロから提供されているので、設計開発が恐ろしく短期間でできたわけですね。
その上、「新しいゲーム」になるのでユニットを1から売ることができるし、販売価格帯も抜本的に改革できると。
普通こういうものは他社がやるんですが、自社で率先してやってしまうあたりにdouble jump.tokyoの異質っぷりが現れていますよね。あ、一応褒めてますので。
なので、眷属であるクリプトゲームズが同じような戦略をとる可能性は高いですよね。
ではマイクリからブレヒロを作成するにあたりどのような変更点があったのかを見ていきます。
・パーティが5人になった
パーティが3人から5人になりました。これにより集めないといけないユニットとスフィアの数が増加しました。
特にスフィアですね。マイクリでは6個確保すればよかったところ、10個確保しないといけなくなったので、「せっかくオリジナルを拾ったんだけども結局はゴミ」という状態になることを遅らせることはできそうです。また、必要数が増えているので結果としてドロップ率を上げる調整が可能になると思います。
・MYZOがなくなった
MYZOのように「残り発行数」というのがなくなり、現在の発行数のみが表示されることになりました。結局MYZOのシステムは絶対公開されないし、さらに特定の時期にドロップが固まったりして、不信感を抱かせるだけのシステムだと思うので僕はこの方がいいと思います。
何ならドロップ率を明記してほしいくらいです。
・LABが復活した
マイクリで崩壊したLABが復活しました。でもマイクリの教訓を生かして改良が加えられています。
①相場変動が緩やかになった
②PRIMEに入っている人しかレプリカを販売できない
さらに
・PRIMEの料金の支払いがゲーム内マネー不可になった
・PRIMEに入ってもデイリーボーナスがもらえない
といった修正が絡んできます。
※『毎日1回!ラッキーくじ!』キャンペーンは今だけです。またPRIMEではないプレイヤーも電話番号認証さえすれば受け取れます。
つまり、LABが実質的にPRIMEで受け取れるデイリーボーナスです。
そして、受け取れるデイリーボーナスは実は他のプレイヤーが支払っているというからくりになっており、PRIMEで毎月支払った料金は実は掛け捨てでありながら(運営がゼルを発行していない)それを感じさせないという大変効率的な仕様になっています。
かなり悪どいことをやっているように見えるかもしれませんが、多分こちらの方が健全です。デイリーボーナスをもらうだけという行動を取られると経済が崩壊してしまうシステムの方がよっぽど不健全だと思います。また、「ただお金を払っているだけ」という行為をそのまま行わせると、昨今の世ではものすごく損をさせられたイメージがついてくるので、物を買った体で実際はゲームを楽しんでいる時間を買ってもらうというのが一般的なわけです。
ただ、いわゆるソシャゲのガチャはガチャを回した人がお金を払っているのに対し、ブレヒロのLABはEXPを売っているプレイヤーもEXPを買っているプレイヤーもお金を払っているという、謎の相互幇助みたいなシステムになっています。
これに連動して、
・ユニットの最大レベルが上がった
つまり最大レベルになるための必要経験値が増えたのでLABでレベルを上げる余地が増えてますということですね。
問題は基本的に1パーティしか必要ないため、レベルマックスになったパーティを所有したプレイヤーからLABに用がなくなってしまうという事なんですよね。
つまり延命処置をしているだけとも言える。
そのため、第二の矢が控えていることを期待します。
マイクリのLAB崩壊の時は第二の矢があると思っていたら、実はなかったというオチでしたので、今回はきちんと用意してくれていると信じております。
延々とブレヒロのことばかり語って長くなってしまったので次回に続きます。
次回はクリスペ2のシステム予想になる予定です。