ゴードン・ジェームス・ラムゼイ OBE (Gordon James Ramsay OBE、1966年11月8日 - )はスコットランド出身の3つ星シェフである。ヨーロッパでも大変人気のあるシェフで、ロンドンにある3つのレストランで、合計7つのミシュランの星を持つ。3つ星を獲得してるのは、ロンドンの Royal Hospital Road本店1軒のみ。コンラッド東京からは撤退している。
wikipediaより。
日本ではあまり知られていないようですが、上記の通り欧米で非常に大きな知名度を誇るシェフで、リアリティ番組のホストをいくつも受け持っています。
料理の腕が買われているだけでなく、熱血漢のため時に激しく相手を叱責したり、かと思えば親身になって相談に乗ったり、言わば松岡修造の海外版ともいえます。
彼の魅力は”語り”にもあり、料理中の解説すら食欲をそそる魔法の語り口を持っています。
彼が出演する番組はKitchen Nightmares, Hell Hotel, Masterchef, Hell's Kitchen等色々ありますが、この機会にKitchen Nightmaresをご紹介します。
Kitchen Nightmaresは立ち行かなくなったレストランに”シェフ・ラムゼイ”が直接赴き問題点を確認、そしてそれらを解決し一流のレストランへ生まれ変わらせるリアリティ番組です。
この番組ではラムゼイがメニューの改善に取り組むだけではなく、レストラン内で渦巻く人間関係にガンガン切り込んでいき、彼の熱血指導で解決していきます。(というかあまり料理にフォーカスしない)
今回はシーズン2エピソード12のSushi Koの回をご紹介します。
(https://www.youtube.com/watch?v=lUvl9D_IMW8&t=3652s)
Sushi Koは日本人の料理人アキラ氏がアメリカ人と結婚後に出店した日本料理店です。
基本の流れは店を訪問→料理の試食→ダメ出し→改善→店内のリノベーション&新メニューの提案→新装開店です。
(↓Sushi Ko訪問後に味噌汁を試食するシェフ・ラムゼイ)

(↓味噌汁が調理後から時間が経ちすぎていることを見抜き椀を下げさせる)

(↓シェフ・ラムゼイが何を言っているのか気になって耳を澄ます妻)

(↓次の品 謎の日本食)

(↓しかし食べる前に髪の毛を見つけてしまう)

(↓驚く店員)

(↓問題だらけのキッチンの視察後にブチギレるシェフ・ラムゼイ)

(↓家族にも心を閉ざし、調理場に立たなくなったアキラ氏にシェフ・ラムゼイは真正面からぶつかっていく)

(↓店の抱える問題について従業員一人ひとりに聞き取りを行う)

(↓フライヤー、冷蔵庫の故障を発見する。お金がないから直せないと言うアキラ氏)

(↓紆余曲折を経て家族の絆を取り戻すアキラ氏)

(↓故障していた冷蔵庫やフライヤー等を全て買い替えてくれたシェフ・ラムゼイ)

(↓そしてシェフ・ラムゼイ氏に鼓舞され自分を取り戻し調理場に復帰したアキラ氏)

(↓調理の腕は一流であるアキラ氏の復帰により活気を取り戻していく店内)

(↓アキラ氏だけでなく、妻のサポート体制にも変化を求めるシェフ・ラムゼイ)

(↓全ての問題解決後、店内のリノベーションを行い新装開店となる)


(↓店の繁盛を確認後、シェフ・ラムゼイは静かに店を後にする・・・)

以上、Kitchen Nightmaresのあらすじでした。
なお、2009年5月に撮影されたこの回が放映されたのは1年後の2010年の5月でしたが、お店自体は2009年8月に閉店となりその後は別の店が居ぬきとして入ったそうです。この件に関してアキラ氏の妻は「立て直すには少し遅すぎた」とコメントしています。(https://www.realitytvrevisited.com/2011/05/us-season-3-episode-11-sushi-ko.html)
そしてこのKitchen Nightmaresで取り上げられたレストランたち、78%がその後閉店していて、非常に高い確率で失敗となっています。(https://www.realitytvrevisited.com/2013/01/list-of-all-episodes-posts.html)
既に多額の負債を抱えた潰れる寸前のお店に無料でリノベーションを行い知名度を格段に上げるこの番組。そのまま事業を続けるより知名度があるうちに売却した方が素早くキャッシュが手に入るということでしょうか。
気になる方は是非他のエピソードもご覧になってください。











