おじいちゃん家の立派な梅、鈴なり4cm級
~ 美味しい梅シロップが出来るまで ~
という訳で先々週の土日に収穫してきた梅がシロップになるまでをまとめました。
しかし室内で撮影すると黄色っぽくなって熟した感じになってしまい、追熟させたのかな感が出ますが、外で撮るとキチンと色味が出て良いですね。
どれも元気に育ち、4cm超の大玉ごろごろ、まぁ綺麗なものは全部出荷しちゃったので、小ぶりで割れや傷、色付いているやつを30kg程もらったのでシロップにします。
量があるからという訳ではありませんが、ジュースシロップ用なので冷凍してさっくり1週間程度で作っていきます。
1.水に漬けアクを抜きます(4時間程)
2.ヘタを取り、割れやヘコミを切り落とします
3.軽く汚れを洗い落としてしっかり拭いてジップロックへ
4.冷凍します。(24時間)
5.容器にミルフィーユ状に梅→氷砂糖(梅4:氷砂糖3程度)と積み重ねます。
6.冷蔵庫に保管、氷砂糖が溶けてほぼ分からない程度まで日々ほぐす。
7.梅を取り出し、梅シロップを沸騰しない程度に煮て残りを溶かす。
8.完成!
注意:容器は煮沸した清潔な瓶を使い、氷砂糖を入れてからは毎日カビが生えていないか中を確認しましょう。
カビが生えてしまっても、傷んだ梅、カビ部分を取り除いて香りは少し飛びますが煮沸してアクと一緒に取ってしまえば大丈夫、気になる人は容器の煮沸やカビの原因になった物を取り除いて再チャレンジしてみましょう。
さて、使うのは見た目だけで一軍落ちしたこの子達、味には関係無いさ!
ちょっと熟しているのもありますが気にしてはいけません。
量が凄いですが、まぁ冷凍しちゃうので大丈夫です。
ちゃぷ~ん。
ここで茶色くなったり解れてしまった部分を見極めましょう。
ヘタを取るのはどれだけ綺麗な青梅でもやりますが、アク抜き時に見つけた解れや少し傷のあるモノ…割れや欠け、へこんでいたり汚れているものですね、容赦なく切り落とします。
ここでキチンと取っておけばシロップを飲み終わった後の梅をジャムにした時に雑味が無くなります。
面倒でなければ冷凍する前に剣山やフォークで刺しておくと染み出しやすいし、ジャムにする時に楽です、今度剣山買ってくるかなぁ…。
最重要ポイント:ここでちゃんと水気を切って、乾燥させておかないと味に大きく影響するようです。
必ずきちんと拭いておきましょう、私はザル→キッチンペーパー→キッチンペーパーで拭いて5分置いてから冷凍させます…というか量が多すぎて拭くのだけで5分ぐらいかかっちゃうからですが。
乾かしたいからと言って何時間も置いておいたら痛むのでこれまたご注意。
さぁ大詰めです。
密封容器でやった方がカビる心配も薄いし揉み込めるので圧倒的に楽です。
最初だけシロップを入れておく容器が必要だったのでガラス容器でやっています。
冷蔵庫でなくても、冷暗所であれば良いようですが、ウチにはそういう場所がないので冷蔵庫に保管。
砂糖が下に溜まるので1日1回は混ぜると良さそうです。
1日経過、溶けてる溶けてる。
2日経過、増えてきた。
3日経過、さらに増えてきた、氷砂糖はまだいる。
4日経過、氷砂糖は減ったけどもう梅シロップは増えない。
5日経過、氷砂糖が大分減ってきた。
3日目あたりから量はあまり変わらないですね、毎日必ず混ぜていますが、5日目で氷砂糖があまり減っていないので、6日目で取り出し、沸騰しない程度に煮て氷砂糖を溶かしました。
氷砂糖がほとんど溶けたら梅を取り出します、出来た梅シロップと残った氷砂糖を鍋で煮て綺麗に溶かします。
その時にアクが出てくるので綺麗にさらう、梅の風味が飛ぶので沸騰はダメ、絶対、みそ汁と一緒ですね。
結構少ないと感じると思いますが、希釈して飲むので結構楽しめます。
氷を入れて、シロップを入れ、水や炭酸水で薄めて「くいっ」といきましょう。
希釈度合は好き好きなので、最初は少し薄いかなぐらい薄めて飲んで自分の好みに合わせるのが良いですね。
ちなみに取り出した梅は味が軽く抜けているので、梅ジャムにするのが良いです、氷砂糖が染みているので追い砂糖は好き好きですが、私はそのまま。
固めの梅が残っていたら少しだけレンジしてから煮詰めると種が取りやすくなるので〇です。
炭酸水で割っても水で割っても美味しい。
ジャムを入れても梅感が増して美味しい、幸せ。
ではでは。