味付けの済んだ丸鶏を
貧乏独身の神器 オーブントースター
に入れたら即、焦げるに決まってるからアルミを二重にして掛け布団にして輻射熱を遮る。(これでトースターに入らなければ諦めろ)
密封しなくて良い
対流を妨げるだろうからと俺はわざと脇を少し開けている(独断だ。諸君は好きにしてくれ)
俺のトースターは15分まで計れる
これを6回転、約90分焼き続ける
つきっきりになるのもアホらしいから俺は適当に回している。
最終的には焼き上がりの色で判断するが慣れない内は1時間経過したらアルミの隙間から色を確認したらいい。
さてここからは……トースターの個体差が出ると思う。
90分を目安に色を見て旨そうに焼けたら引き出す。
注意! 信じられない量の水が皿に溜まる。しかも脂が一杯浮いている。火傷の危険大。
コツ:片手で大きな皿をトースターの前に添え、
残りの手に手袋をはめ、
熱くなっているアルミ皿を持ち上げるのではなく、
アルミのフチを引っ張って
手に持った大きな皿の上に滑らせる。
こうすると多少こぼれても、持ってる皿で受けるので床も汚れない。そのまま流しに移動して溜まった水をこぼす。
両手にミトンをはめてアルミの上からわしづかみにしてアルミ皿ごと傾けた方が良い。
集中してやるほどの作業じゃないからDVD観ている間に何回タイマーを回したか忘れる。必ず忘れる。人生とはそういうものだ。
忘れないようにメモ代わりのお箸を足していって何ラウンド目か分かるようにする。
それで箸6本だ。
俺のトースターは老齢、昭和生まれだ。
ローストする時間はトースターの新旧、ワット数で幾分違ってくる。
慣れない内はこまめに色を見てくれ。
但し、開ける度にトースター内の温度は急激に下がるから焼き上がりはその分、遅くなるよ。
焼き終わったらそのままトースターの中で余熱を通す。冷えては不味いがトースターの金属部分が熱い間はその熱を利用すべきだろう。
旨そうだがこの状態でモモの骨の周りはまだ火が通ってないということも稀にある。
他人に供するときは必ず確認してくれ。
危危危危危危危危危危危
しつこいようだがトースターから引き出すときには必ず手袋と受け皿を使って、脂で手足を火傷しないように。
病院の治療費が市販のローストチキンより高く付いては愚かの極み、笑い者になるぞ。