岐阜県中津川市付知町(つけちちょう)で、築150年古民家をゲストハウス&カフェに再生させ営業している 付知ばあちゃんち です^^
子供が小さなころは、頻繁にホットケーキを焼いて食べていました。というか、子供に焼いてあげて残りを食べていたような気もしまね~
カフェメニューを考えていく時に、カフェらしいメニューって何があるかな?思うと・・・クリーム盛り盛りのパンケーキや、分厚いホットケーキあるな~と。それで食材卸の商品を調べてみたんです。・・・あるわあるわ・・・チンするだけで美味しく出来上がるパンケーキにホットケーキ。大人気の分厚い4センチ高さのホットケーキも冷凍になっていて、チンするだけ・・・。
かといって、キッチンはとっても狭く、スタッフ数も限られる中で、キッチンでホットケーキ焼くのは難しい・・・。さて、どうしよう?
カフェなんだからホットケーキは提供したい。(←調べていたら、すっかりその気になっていました)(別になくても問題はないと思いますが、その気になっちゃっている)そこで考えました^^
幸いにも(?)付知ばあちゃんちは築150年。囲炉裏がたかれていた時代がながくあったので、家はすでにすすけています。(お掃除しているのですすはつきませんよ~ 念のため)お客様に客席で焼き焼きしてもらっても問題ないでしょう。
このガスコンロ、客席にお出しすると「あら!いいわね。どこで買えるの?いくらなの?使い勝手は?ガスは普通のが使えるの?」などと質問攻めになること多し。女性は小さいものが好きなんだなと毎回思います(笑)
ホットケーキを焼く鍋はスキレットを採用しました。鉄の鋳物鍋です。重いです。気を抜くとすぐに錆びるので手入れが面倒です。一日の作業の最後にまとめて洗います。床に放置してさめるのを待つのですが、持ち上げるときに重いので「よっこらしょ~」という声がキッチンで木霊します~
取扱が大変なスキレットですが、これで焼くと本当に美味しいの。炭火でやいたような効果があります。
焼く時のコツは、とにかく弱火。なにはなくとも弱火。あせっても弱火。そして、じっくりと待つ忍耐力。弱火でじーーーーっと待つ。この時間が自分と対面する時間か?と思えてきますが、くどいですが、弱火で忍耐ですよ。
すると・・・表面がぷつぷつしてきます。この状態になったら、へらを使って「えいやっ!!」っとひっくり返します。ここは思い切りが大切になります。
こうなったら、あとは焦げないように気を付けるだけです。(ときどき下面を見たらOKです)焼きあがったら、お皿にとって、別添えのバター、はちみつ、カスタードクリーム、フルーツを盛り付けて、記念写真を撮っていただきます。
ちなみに、このメニュー用のスキレット鍋は小判型をしているので、メニュー名は「ホットケーキ小判焼き」です。メニュー名には「焼き焼きする方に小判が沢山やってきますように」と願いを込めています。今おもったのですがALISに紹介するんだったら「ホットケーキALIS焼き」でもよかったのか?・・・よくないな。まったく意味不明だわ~
だいたい2~3枚焼いて楽しんでいただけるよう量をお出ししています。たま~に、全量で一枚焼きに挑戦する方もおられます。私もやってみましたが、片面焼くのに20分はかかります。ひっくり返すのは、慎重にゆっくりやったほうが成功率高いです。お勧めは、あくまでも2~3枚に分けてお焼きくださいませ。
お客様は「え?自分で焼くの?」と驚かれますが、スタッフはニッコリ「はい^^ ご自分で焼いてくださいね~」と言い切ります。焼きはじめると皆さん真剣モードに入ります。小学生から大人まで、意外とリピーターさんがおられます。みなさん、上手に焼けると見せてくださったりもします。レンジでチンの正反対、お客様に焼いていただくホットケーキです。ぜひ、渾身の一枚を焼き上げていただきたい。