俺たちがローストチキンの香りと思ってるのは主に
ニンニクとローズマリー
の焼けた匂いだ。よって基本の味付けはこの二つになる。そして
狭いトースターの中で焦げないようにアルミ箔を上下(敷き布団掛け布団感覚)二重にしてくるみ、温度を調節する。
要点はこれだけだ。以下は細かく書いてあるが本質が解っていれば無視して良い。
調味料
1 ニンニク ガラス皿左。これは控えめの量。多いほどよいが公の場において善良な市民の致死量に至らない程度。写真、ニンニクの左下の黒い部分はまな板が透けているだけだ。気にするな。
2 ローズマリー 白い皿の左。写真は多め。市販の乾燥した針状の物なら最初は10~15本ぐらいが適当。日本人にこのテの香料は効くから威力が分からないうちは控えめに使った方が良い。
3 胡椒 適量。(写真では見せるために大量になっている。すまん)もちろん挽いた方が良い。
4 青ネギ 大量。白くてもかまわない。香りの良い野菜なら何でも良い。セロリなど。
さらに、生焼けにしない、焦がさない、という自信があれば以下のを加えてマッサージアロマにする。
5 酒 少量。べちゃべちゃにならない程度。(写真では醤油と混ざっている)
6 醤油 少量。
7 蜂蜜 少量。(写ってない)焦げやすくなる。
さて加熱処理に入る。
A あらかじめオーブントースターを温めておき、お箸を6本用意する。
B 上記マッサージアロマ調味料で鶏の全身、特に、モモと手羽の付け根、をよく揉んでしばらく置く。ジップロックなんかが有れば効率良いが無ければビニール袋に入れて空気を抜けばいい。
C 鶏の肛門部ある脂肪の塊、二つをちぎって捨てる。これは黄色いから誰が見ても分かる。
D かき集めたマッサージ用の調味料を鶏の腹の中にすべて詰め込む。扱いにくい水分は捨ててよい。(写真は詰めた状態。俺は多少の残滓を気にしないが、君がドアノブや便器にまでカバー掛けるご清潔奥様タイプならキチンと拭く。ここで小袋入り野菜ダシがあれば俺は中に忍ばせる)
E アルミ皿に、二重にしたアルミ箔を置き、丸鶏を載せ、余った端っこのアルミで
モモの先=膝頭、と手羽の先端だけ
をアルミでくるむ。(モモの先の膝頭は簡単だが、写真で分けるように、手羽先は難しい。鶏さんを一旦、バンザ~イ!させておいて、そのすきに先端だけを包む。この作業は省略できるが、手抜き作の写真見て分かるように先端が焦げて見栄えは悪くなる)
(さて、これに覆いをする作業に続く)