グルメとは程遠い僕にはお店の新規開拓をする勇気と財力はありません。
しかしミシュランにはビブグルマンという6000円以下の美味しいお店、と言うカテゴリがあります。以下というからには1000円前後のラーメン屋ももちろん含まれます。その他、食べログの百名店を参考に食べ歩きデビューをしました。
コロナ前から食べ歩きを初めてついに様々なカテゴリで100店舗行きました。そのうちラーメン屋は20〜30店舗ほどです。(まだまだ入門者)
ある日、目的のお店へ食べ歩く途中に行列を見かけました。その行列の先の看板に書いてある店名は「ラーメン二郎」。
目的のお店に行く途中で行列の店を見かけることはたまにあります。その都度確認したするのですがその行列がラーメン二郎なことは何度もあったのです。
そんなことから気になり始めて、ジロリアンなる熱狂的なファンもいることを知り、いつか行こうと「マシマシ」という専門用語や「小ラーメンが普通のラーメン大盛り」という一般常識の勉強は始めるが、タイミングが合わず過ぎ去る日々。
ついに先日近場で用事ができたので「このタイミングだ!」と、帰り道に中山駅にある二郎直系のお店に行ってきました。
結論から言うと「また食べてみたい」です。
昨今の音楽業界はSNSを始めとするサービスやスマホなどのテクノロジーの発達もあり、メジャー業界とインディー業界のクオリティの差はどんどんなくなってきています。
むしろメジャーにはない面白さを高いクオリティに仕上げてしまうインディーは魅力的であるともいえます。そう言った意味では差は無いといっても良いのではと思います。
ところでミシュランの星つきのラーメンは四つあるようです。そのうち三つは行ったことあります。食べログでその時期一位だったラーメン屋さんも行ったりしました。
その他美味しいラーメン屋はたくさんありました。それらがメジャーであるならば、ラーメン二郎はメジャーにインディーの魅力を持ち込んでメジャーにポジションを確立した異端児、そのように感じました。
スープを飲んだ瞬間には「え!?こんな方向から攻めてくるの!?」と今までの経験が効かず、100店舗で喜んでいた僕はあっさり粉々にされました。自信満々のモブキャラが若き天才に一コマで負ける時はこんな感じでしょう。
一コマの僕は振り返りました。ラーメン屋に行きながらもいつもミニ丼や特製ラーメンなどを余裕ぶって注文していたことを。腹の隙間を初めて訪れたラーメン屋でラーメン以外で膨らましてたことを恥じました。
食券を買うときにミニ丼がないのを見て「え?!ないの?」と心の中で思ったことは、もしラーメン業界に憲法があるなら私は有罪でしょう。ラーメン屋で丼をまず考えるなど丼空想法違反です。
「小ラーメン少なめ」のみでお腹いっぱいになった僕は、今までの経験を木っ端微塵にしたこのラーメンをどう捉えればいいかわからなくなっていました。
満足と満腹と困惑を抱えたままラーメン二郎を出ると頭の中にジャスが流れてきた。この曲は…セロニアスモンク!?。
あまりに独創的過ぎて大衆になかなか受け入れられない時期があった天才ジャズピアニストのセロニアスモンク。
そうか、ラーメン二郎はセロニアスモンクなのか。
そう思うとすぐに納得した。帰り道にさっそくスマホ
でSpotifyのアイコンをタップして、検索窓に文字を打ち込んだ。
全部打つ必要はない。「セロ」と打つだけでいい。当然だ。セロニアスモンクはジャズ業界のレジェンド、ジャズジャイアンツだから。
「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。毎朝8時頃からライブ配信中。一緒に朝からお話ししましょー。
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