FINAL FANTASY X(以下FF10)が2001年7月19日にPlayStation2(以下PS2)用ソフトとして発売されてから20年が経とうとしている。
その間にはPS3版、PS VITA版、PS4版、Nintendo Switch版のリマスター版が発売された。
発売される度に全ての機種でプレイしてきた程、僕にとっては特別なゲームだ。
物語は、主人公ティーダ(名前の変更が可能)が突如現れた怪物シンに1000年後の世界に飛ばされ、そこで出会った仲間達と共にシンを倒しにいく物語だ。
シンプルに見えるストーリーだが、見事な伏線回収や衝撃の展開があり、当時(PS2版)中学生だった僕にとっては今までゲームで体験した事のない重厚で感動的な物語だった。それまでFFシリーズは遊んで来てはいたが、映画的な演出と当時では考えられない程美麗なグラフィックの影響もあるだろう。それ程衝撃的な体験だった。
このゲームのテーマの1つとして、不仲である父と子の物語がある。
中学生だった僕は反抗期だった為(それほど激しくはなかったが)、親と話すことや一緒に出かける等のコミュニケーションは少なくなっていたと思う。
父親がいきなりPS2とFF10を買ってきた。
コミュニケーションを取りたかったのだと今はわかる。
そこにFF10の父と子の物語を体験したら泣かないわけがなかった。
ゲームのストーリーで号泣したことは初めてだった。
FF10のおかげで親とコミュニケーションを取るきっかけになったし、ゲームに救われる経験をした事で特別な1本になった。
また最初からFF10を始めてみようかな。
父親と話すネタとしてこの話をしてみよう。