Galaverseのフォーティチュードプレイ可能デモに悪名高いイ・インコグニートが潜入し、その成果を記録した
私、ガイ・インコグニートがマルタからの最新情報をお届けしよう。情報を得るのは容易ではないが、これが私がこの業界で1番と呼ばれる所以なのだ。
厳しいセキュリティにもかかわらず、今Galaverseの中にいる。システムにアクセスするための端末を見つけ、この内部チャンネルにアクセスして送信している。
最初は、周囲の環境に圧倒された。あまりの光景とすごい音に、セキュリティに引っかかたのかと思った。もしかしたら見つかってしまい誰かのオーバーコートと一緒に投げつけられ、床に横たわることになっていたかもしれない。体は硬直し、キュウリを見て飛び跳ねる猫のように、逃げ出す準備をしていた。
鮮やかな照明が場内を飛び交う。音楽、会話、笑い声は、まるで顔面をハンマーで叩かれているかのようだ。古いヴィンテージの酒場の端が見えた。そう遠くないところにある港に船が停泊しているようだ。乗組員はまだ甲板に立っていた。吟遊詩人がリュートを演奏している。
これは狂気じみてる。「彼らはGalaverseに招待された」と代理人が言っていたのを思い出した。 ここは何なんだ!?
SOSを出すため、2つ先の端末で目を白黒させているGusの視線をかわすように注意しながら席についた。すぐにゲームが起動した…フォーティチュードだ。この名前、知ってるぞ、と思った。ROUND2のタワーディフェンスストラテジーか……でもまだ日の目を見てないな。
画面越しに、まるで母親のミートローフを取られてしまった様な目の騎士とオークに見つめられながら、ようやく自分がなぜここにいるのかが分かった。あろうことか話題の新作ゲームの情報が、ほんの一部の人にだけ公開されていたのだ!?これは大きな犯罪ってもんだ。もういい!ガイ・インコグニートの出番だ。
昨日、初のクラン販売について聞いたばかりだったから、フォーティチュードが現在開発中だということは確信していた。このデモの裏に隠されている何かを嗅ぎつけようと思ったんだ。ファイルのセキュリティーをチェックしたがセキュリティは万全だ。近々デモが一般公開される予定らしいが、このマントを着たイカサマ野郎達が 早期デモできるんだったら、世界中の人たちができて当たり前だろう!
ゲームでは、何かしらの証明書を要求された。通りかかった飲み物を手にした髪の毛の無い男に肩を叩かれ、楽しんでますか?と聞かれ、「ビットブレーカー 」とか何とかって自己紹介をされた。どうやら重要人物らしいが、私は冷たい魚のような返事を呟き、長く荒い咳をすると、やつは丁寧に手を振り急いで立ち去っていった。
アクセスはなかったが、 暗号解読者がまとめたメモを使って 見事に複雑なログイン方法を編み出した。
一旦アクセスすると、ゲームが起動し、スタートした。灰色の煙の切れ端が画面を覆いスクロールすると、両側に木が点在する田舎町の十字路が現れた。時間の猶予はない、さっそくスコアの計算に取り掛からなければいけない。
シージタワー
マナの石や金を保管・生産するための小さな建物がいくつかある
すぐに目に飛び込んできた召喚獣のテント
マナが流れ込んできていた私の施設はすでに金を生み出していた。召喚獣のテントをちらっと見てみると、不死の戦士を生み出すことができそうだった。すぐにキューに入れた。知恵を絞るのは得意だ、ただ本番が始まる時にその場で準備万端の状態でなければならない。
死者の軍隊のためにもっと金とマナを手に入れるには、いくつかの建築が必要なようだ。メニューを見てみると、他の建物はすべて私の町役場のレベルによって制限されていた。うーん……これでは、手の出しようがない、適応する必要がある。
2つ目のシージタワーの建設を開始することにした。手下が仕事を始めようとしているのを見て、タウンホールをアップグレードするよう命じたが、そのために私のフォールドはほとんど枯渇してしまったのだ。硬貨とマナがすぐに必要になった私は最初の犠牲者、あ、いや、隣人を調査するために斥候を送り出した。
単純に見える。恐ろしい戦士たちを送って相手を破壊するのだ。一旦不死の戦士を10人用意し、金を借りに行かせた。
無駄にしたわけじゃない、少々手に負えなくなっただけだ。
ちょっと失敗したかもしれないが、まだへこたれてないぞ?自分の町に戻り、基盤を整備し、不死の戦士をさらに増やし、奴らに自分の力を見せつけることにした。
町役場がアップグレードされたので、製錬所とマナの井戸をアップグレードする選択肢が増えた。貝も入ってくるようになり、そこからさらなる町役場のアップグレードを行い、すべてをうまく終わらせた。
2回目の攻撃準備できるまで、そう時間はかからないだろう。
忠実なハンマージョッキーが仕事を終えるのを待つ間、周辺を見回した。隣の村が見えてきたとき、自分のキャンプがある十字路がいかに防衛に適切かを目の当たりにしたんだ。マナと金の収入に着目して、防御を構築し、能力をアップグレードしたが、敵の骸骨に自分の物資を見つけ出される前にタワーで守る必要がある。
備蓄は着実に満たされ、建物はアップグレードされ、要塞化された。軍隊は増加し、骸骨の弓兵で補強され、そのおかげで歩兵は敵の塔に対抗できるようになった。
時間だ。
ちょうどいい犠牲者を見つけるために斥候を送り出し、間もなく軍を派遣した。最初の仕事は、奴らの大砲を破壊することであった。この偉業は召集されたばかりの軍隊ですぐに達成することができた。
次に、哀れな町を守るために送り出された敵の歩兵だが、射程距離から塞ぐことができるようになった我が軍が傷つけられる事はほとんどない。あとは手下が待ちに待った略奪だ!やがて町はかつての面影を失い、我々は金を握りしめて家路へと急いだ。
その時、ボットベンダーの野郎がこっちへ戻ってくるのが見えた。奴の目の内に入らないようにしていたが、とうとうこのキャベツ畑を爆破する時が来た。時間切れだ。
またここに来ることになりそうな予感がする。この序盤の偵察は、これから始まる数々の壮大な戦いで大いに役立つことだろう。来週プレイテストを配信する前に、皆が優位に立てることを祈っている。
今のところ、私はこのファイルを閉じ、Galaverseの影に消えて行くが、こ愚か者達が忘れた頃にまた戻ってくるだろう。うまくいけばすぐに何か大きな情報を得ることができるはずだ。
来週行われる、フォーティチュードプレイテストの更なる情報をお楽しみに!
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日本語出典:Gala Games Japan Medium
日本語原文:フォーティチュード:ガイ・インコグニートからの情報
※2022年6月8日掲載記事
出典:Gala Games Medium:Fortitude
原文:Guy Incognito | Fortitude Check