ところ構わずの気概は評価に値する。むしろそれくらいの気がなければ人間の行動力を示すには印象が薄くなってしまう。しかし多くの自称は「したいときだけ」という注釈が入る。言い換えれば都合のいいときだけ傍若無人なのである。したいことをする派などという言い訳も同じである。
要求に応じられる人間のほうが当然求められる。
ミスドはこれまで多くの要望を無視してきたように見える。基本的な企業の姿勢としては普通でも吸い上げる力が足りなすぎたようだ。しかし要望に応じなくとも期待に応えることはできる。その一つがこのクリームインマフィン塩バターとなるだろう。
これまでのマフィンに塩バター風味のクリームと上にはカリカリのクランブルが乗っている。もはやこの説明だけで十分に食べる価値がある。女性に嬉しい罪悪感の塊である。
実食
食べてみれば確信は口内を満たす。上のカリカリは塩味と甘みが交差して幸せの波である。ミスドでは味わい難い食感と味わいはこれまでミスドに来なかった人が食べる価値を生む。さらに進むとクリームはまるでクリームチーズである。濃厚でありながらコーヒーと合わせるとすっと引く感覚に次の手が止まらなくなる。
コーヒー党でなければどうだろうか。水では勿体無い。ミルクは脂肪分が濃厚だがそれもいいだろう。カフェオレにするよりは紅茶類がいいだろう。
今回は温めていないが温めてもたのしめることは間違いない。
一つでは物足りないとき選ぶのはフレンチクルーラーらがいい。食感は軽く独特の潰れていく感覚が他にない。シンプルな記事がミスドで多用されるグレーズをよく感じさせる。これもまたコーヒーにいい。記事の卵感はシンプルだからこそ感じられる事を忘れてはいけない。
フレンチクルーラーだけでは足りなくてもほかで足りないものを補う位置としてのフレンチクルーラーは優秀である。
コーヒーの楽しみ方
コーヒーは徐々に口を侵食する飲み物だ。感覚もおかしくなっていく。何杯も飲むミスドでは常に水ももらって最後に飲み干すことでリセットして出るのがいい。