花は散れども桜は桜。好きな花といえば桜で好きな木も桜である私はその幹にも思いを巡らせる。春その訪れと別れのさなか桜は淡く空を染める。やがて道を染めながら幹から伸びる先に太い葉脈の走る葉を風に揺らす。明るい陽には明るい顔を見せ曇りの陽には頼れる顔を見せ雨の陽には優しい顔を見せる。
フレンチといえばその食感の軽さが特徴である。その軽さは全てのトッピングを受け止め全てのトッピングに負けると言ってもいい。主張をやめトッピングを活かすために生きるとも言えるだろう。
ジュレのジュレたる味わいはゆっくり感じようとしなければわからないだろう。しかしその味わいはホイップとともに桜を風とともに口内に届ける。ホイップとジュレはもはや一つのトッピングとして存在していると言える。不安も嫌悪もいらぬ世話となるだろう。ただ口に運べば良い。
ミスタードーナツはしばしば統率の取れていない挙動を見せる。HPやCM、店舗でそれぞれ載せていないものがあったりあるべきものがなかったりする。今日このときなかったものはまさにこ生地の情報である桜シリーズのページがまるまるない。HPに全てのドーナツが載っていないのはいつものことであるし生地のリニューアルもポジティブなリニューアルでなければ店舗でしか確認できないこともあるが、現在季節限定で出ているメジャーなページがないというのは中々強い。