要するに世界は癒やしと刺激を交互に求める。癒やしだけでも刺激だけでも成り立たないのである。
ミスドは私にとってもはや刺激ではなく癒やしであるがある人にとって刺激にならなければならない。はたしてそうなることはできているだろうか。
ゴールデンチョコレートといえば表面のカリカリであるが何かご存知であろうか。砂糖小麦粉卵黄などを練って乾燥させたものであるらしい。砂糖の塊ではなし、チョコでもなしただカリカリのためにゴルチョを嗜む者にとっては何であれ良いとはいえ自分の好みであるのならば知っておくべき情報であることも確かである。タバコが体に悪いなどと知らぬものはいないが知らずに吸っているのなら害や影響について情報を知ってから再び行動を選ぶ権利がある。まあタバコは害よりも執着によって支配されているので知ったところでやめた人間はいないが。
さてこのゴールデンチョコレートは食べてみれば食べにくさというよりも食べたときに溢れるカリカリがパイ生地やきな粉菓子を思い起こさせる。どれを食べてもその不便も含めて愛嬌であるべきである。ゴルチョもまたそうであるらしい。チョコ生地はねっとりとした生地で口の中でじっくり味わうほどにその食感と味を楽しむことができる。カリカリも噛むほどに楽しく満足できるので時間をかけて一口に取り組むべきであろう。
一方でその味わいについては長らく不満がでているのも確かである。チョコのチョコ感やカリカリの砂糖感は味わいにも健康志向にも納得されていない。しかしもう長い間この状態なのでもはや冒険家はこの不満足を楽しむべきとさえされている。もし改善されるようなことがあればそれはすべてのミスド冒険家にとって刺激に変わることだろう。