一度太るとなぜ痩せにくい?食欲と肥満の科学(新谷隆史)を読みました。
一番印象的だったのは、ネズミは食べ過ぎない(体重を一定に保とうとする)、ヒトも、3才ぐらいまではネズミと同様に食べ過ぎない。しかしヒトは4才ぐらいから、食べ過ぎるようになる、というものでした。
動物的な本能にしたがって食べると太るのかと思いきや、そうでも無いようです。むしろ、食べ過ぎは動物的な本能ではないのかもしれません。
4章では、太る行動についていくつか書かれています。
皿やスプーンが大きいと食べ過ぎる
脂肪が見える食事だと、次の食事を控えめにする
などが書かれていました。(A)パンの表面にマーガリンを塗ると(B)パンの内部にマーガリンがある、を比べると、摂取カロリーは同じですが、夕食(比較した食事の次の食事)の量に変化があったそうです。
食事量を減らすと、満足感が下がるように思っていましたが、上手くやれば、食事量を制限しているという意識なしに、食事量を減らせるのかもしれません。
BMI(太っている・痩せているの指標)の計算と肥満度診断は↓
体脂肪率を考慮した基礎代謝量の計算式は↓