はいこんばんは~
本日は花火大会にきております毛根女子でございます
ただただ疲れました
花火大会の人混みで疲れたのか?って
いえ違います…
お酒を求めて私の長い戦いがあったのです
花火大会の会場には多くの出店が出ております
その中にはお酒を販売している出店も当然あります
しかしチューハイ250円の文字をみた私は15分くらい歩けば確かコンビニがあったな…と思いコンビニに向かいました。これが悲劇の始まりです。
家族で来ていたので私は1000円だけ抜いてカバンと共に財布を置いていってしまいました。
コンビニに到着するとコンビニの外まで長蛇の列
「なんだこれは…?」
店内を一周しさらに外にまで飛び出した列
しかし並ばなければストロングゼロは手に入らない。
私はため息をつきながら列の最後尾に並んだ
約30分が経過した
後ろに並んでいる若者三人組の息が臭くて地獄のような時間だった
そしてついに私の会計の番
トレーニング中の札をつけた無愛想なお姉ちゃんが普通にお会計を進めてくれている
しかしお姉ちゃんの後ろから奴は現れた
若作りババアである
「お客様、身分証の提示をお願いできますか?」
私は震えた
そう、財布を持ってきていない、手には1000円札のみ
「いや財布もってきてないんですよ。え?どうみても未成年に見えないと思うんですがダメですか?」
「だめなんですよ~」
「じゃあ家族に身分証の写真送ってもらうんでダメですか!?」
「現物がないと売れないんですよ」
このババア、恐らく私の美貌に嫉妬しているんだ
私は確信した
恐らく私はどうみても未成年には見えないw
まぁいい争ってもしょうがない
向こうもマニュアルに従っているだけだと諦め私はコンビニを後にした
致し方がないので私は花火大会会場に戻ってきた
と看板を掲げる普段売店をやっているお店が今日は出店で飲み物を販売していたので覗いてみるとチューハイはレモン味しかなかった
「ちっ」
ストロングゼロブドウ味が欲しかった私は舌打ちをしながらまぁしょうがないとため息をつき、列に並んだ
こちらもコンビニに負けない列だった
並んでいると男性に声をかけられた
「これ何の列ですか?」
「飲み物ですよ」ニコリ
私はにこやかにそう答えると男性はありがとうございますといい去っていった
次におばさんに声をかけられた
「これはトイレの列ですか?」
「違いますよ」
男女入り乱れて並んでいるこの列がどうしたらトイレの列に見えるんだ。てめぇの目は節穴か?おおん!?っと言いたい気持ちをグッとこらえるとおばさんは走って去っていった
そうこうしてるうちに私の会計の番だ
しかし何かがおかしい
チューハイが…ない…だと?
「チューハイ売り切れですか!?」
私は店員のお兄ちゃんに詰め寄る
学生っぽい独活の大木風のお兄ちゃんは
「チューハイ?うーん売り切れじゃないっすか?」
このやろうなんだそのテキトーな返事は?おおん!?さっきまで売っとったやろが?おおん!?と言いたい気持ちをグッとこらえ私は出店を後にした
この時すでに花火開始5分前
半ば諦めかけた私の目に飛び込んできたのは
お酒専門の出店
ビール、チューハイはもちろん各種カクテルも扱っている
「これならいける」
私がニヤリとし列に並んだら花火は始まってしまった
「私はなにしにきたんだろうか」
ふとそんなセリフが溢れてしまったがここまできて手ぶらで帰るわけには行かない
そしていよいよ私の番
チューハイだけ買うつもりだったが
いままでの苛立ちをこめて私は
「マリブコォォォォっクとチュぅぅぅぅハイ!!」と叫んでいた
店員のおじさんは
「マリブ、コーク?」と怪訝な表情を浮かべる
いやいやいや
メニュー表に思いっきり書いてあるやんけ!なんやそのマリブコーク?知らない名前だな。みたいな顔は!?メニューくらい覚えとけやカスがっ!!っと言いたい気持ちをグッとこらえていると
後ろにいたお姉さんが「マリブコーク作れますよw」と言ってくれた
ありがとう、天使
そして
ついに、ついに
私はお酒を手にいれることができたのだ
代金を支払い
おじさんが笑顔でお酒を渡してくれる
コンビニからいままでの悲しい気持ちが走馬灯のように流れる
そんな私の背後では身が震えるほどの轟音で弾ける花火
♪君と夏の終わり~将来の夢~大きな希望忘れない~10年後の8月も♪
と頭の中でBGMが流れ私の目からは涙が流れたように感じたが
特に流れてもいなかった
散々歩き回ってやっと飲めたマリブコークはとっても美味しかった。
「来年はクーラーボックスで酒持ってこよう」
そんなことを呟きながら
私の夏は終わっていくのであった
おまけ
そんじゃまた見てくれよな!!