小麦を使わない、植物性100%のスーパーフードハンバーグを試作しました。
主な材料は幻の黒千石大豆です。
そのほかの材料は鉄分とタンパク質が豊富な無肥料無農薬のタカキビ、人参、キャベツ、つなぎとして自然栽培米の米粉を使いました。
小麦を使わないのでもっちりした食感ですが、表面は米油を使ってカリッと仕上げてあります。
我が家の3歳の長男の大好物です。
後日、レシピ動画も公開しますのでぜひ作ってみてください。
<黒千石豆の驚異の栄養素>
黒千石の黒色は、ポリフェノールの一種「アントシアニン」と呼ばれる色素の色です。普段私たちがよく目にしている黒豆に比べ、約2倍ものアントシアニンが含まれています。
○肥満予防効果・抗炎症効果
アントシアニンは糖尿病や肥満に対して、食事後の血糖値上昇を穏やかにしてインスリンの感受性を改善する作用や、脂肪の蓄積を抑制し内臓脂肪を減少させる作用も研究により報告されています。
また、アントシアニンには抗炎症作用や血行を良くして潰瘍部分の粘膜を埋めてくれる作用もあります。そのほかアントシアニンはビタミンPに似た働きをするため毛細血管の浸透性の調節や血管内での血小板の凝固を抑制することによって血液をサラサラにしてくれる作用が期待できます。
○目の疲れを軽減
「アントシアニン」は、眼の明暗を調節しているロドプシンの合成を助ける働きがあり、眼が疲れているときにアントシアニンを摂ってロドプシンの合成を促進することで、眼精疲労を素早く回復させることができます。
○豊富なイソフラボンによる優れた美容効果
黒千石には他の黒豆や豆類に比べイソフラボンも豊富に含まれています。女性ホルモンのエストロゲンのような作用があるイソフラボンは、月経前症候群や更年期障害の症状の軽減、骨粗しょう症予防に効果的に働いてくれます。
ご紹介した健康効果以外にも、アントシアニンはコラーゲンを安定させ、イソフラボンはコラーゲンの生成を促し肌の弾力やしわに対しての美容効果もあります。
○インターフェロンγの生成を促す物質
インターフェロンとはウイルスなどの身体の外から入ってくる異物や腫瘍などの体内にできた異物に反応して分泌されるタンパク質で、ウイルスや腫瘍細胞の増殖の抑制と免疫や炎症の調節を担っており、いくつかある種類によって作用が違います。
黒千石はほかの豆類には含まれていないインターフェロンγ生成を促す物質を含んでいることが動物実験によって発見されました。インターフェロンγは体内に入ってきたウイルスや細菌に反応したT細胞によって分泌され、炎症反応に対して免疫力を強化してくれる働きがあります。