日本の某所。
某食品関係の生産会社A社。
前任者からのシステムコンサルティングを引き継ぐために
羽田から飛行機で、そのA社へ。
A社の社長から話を聞き
生産現場の前まで案内され終了。
生産現場は、この時点では見せてもらえません。
簡単な引き継ぎ、というか挨拶程度。
2回目からは一人で現地へ。
何か、あっさりしていて
社長と少しだけ面談
具体的な話が進みません。
それでも、わずかな糸口を見つけて
なんとか前に進めようと、取り組みを開始しました。
社長に話を通し、前に進み始めたところ
社長からクレームの電話が!
社長に話を通して動いたにも関わらず
「勝手に動くな」。
事前の予定通りに訪問したにも関わらず
「勝手に会社に来るな」。
そして、出入り禁止&担当者の変更。
意味が分かりませんでした。
その後、
誰一人として、生産現場を見ていないことが分かりました。
企業秘密なので、見せるわけにはいかない?
一子相伝みたいな世界。
さすがに、普通ではない!
それから数ヶ月後、
勤めていたコンサルティング会社の役員に呼ばれ
「君は悪くなかった。」
まさかの詐欺事件。
生産現場を見せなかったのは、
そこでは何も作っていなかったから。
特別な生産技術やノウハウは一切なし。
コンサルティングを受け業務整備などをすると見せかけ
各所から出資を募っていたようです。
詐欺ですから
真面目にコンサルティングをされては迷惑なだけですよね。
親身になればなるほど迷惑(笑)
というか、他のコンサルタントは何してた?
システム作りを進めれば、
生産してないことがバレる危険性が高まります。
社長の不在時や
社長の受け入れ準備が整っていないときに
訪問されても困ります。
クレーム&担当者の出入り禁止で
バレないようにプレッシャーをかけたのでしょうが
いつまでも効果は続きません。
いや〜、貴重な体験をしました。