なんともシンプル、Kの文字型に二極化していく様子を表現しているようです。
利用例としては
不動産の賃貸物件を作る際、どこをターゲットにするか、と言った時に
「富裕層向けのマンションにしよう」では、広義過ぎて、とりあえず高級な家具に家電は揃っており、部屋はとにかく広く、バルコニーで青空バーベキュー、サウナルームにカラオケルーム、ワインルームにオーシャンビュー。広い意味で住んだら快適な賃料が高額なお金持ち用マンションになってしまいますが
「K字経済の上層をターゲットにしよう」とすれば、より伸びていく層の需要を満たす仕組みを考え、例えば帯域確保型で超高速回線を無料で使用出来、共用施設にトレーニングルームがあり、バイタルチェック機器が充実しており、各部屋用の170サイズまで入る宅配ボックスがあり、コンビニが建物内から行き来出来るが、部屋はそれほど大きくなく、家具無し。
より強くなっていく低迷する可能性が低い企業向けに作るので、ある程度高額でも空き待ち状態になる可能性は高いし、部屋数自体は多いので、潰しも効きます。
みたいな感じですね。
以下コトバンク様より引用「K字回復」
社会が経済の落ち込みから回復する際、業績を伸ばす勢力と落ち込みが拡大する勢力に二極化される様子を表す用語。
「K」の右上に伸びる線は強い企業や業界などがより強くなることを表し、右下に伸びる線は低迷から脱却できず、社会の変化に対応できないままさらに落ちてゆく様子を表している。
2020年の新型コロナウイルス感染症の世界的なまん延時には、人々が直接対面することで成り立っていた外食産業や観光産業などが大打撃を受ける一方、外出禁止・自粛時にモノやサービスが活用された情報関連産業は需要が伸びた。
感染症の影響が長引くことが予想される中、特定分野の経済活動の制限や人々の生活と経済行動の変容が求められ続けており、この用語に言及される機会が増えている。
こういうシンプルなのに限って「いまさら聞けない」感や雰囲気を出すのは何故なのか不思議です、それを言う本人含めて誰も得しないのに。
そこに携わっていたのかいなかったのかだけで、10歳でも60歳でも初めての事を学ぶ機会は等しく訪れる、と私は思うわけです。
豊かな人生を送るには日々楽しんで日々勉強あるのみですね。