ついに再び手を出してしまいましたマザー2。
やり終わると長かったんだか一瞬で終わったんだか良く分からない不思議な気持ちになります、どこか懐かしくて、ふざけていて、感動的。
色々考えさせられる作品です。キャッチコピーは、
ゲームデザインとシナリオは糸井重里氏。
MOTHER製作のために会社「エイプ」を任天堂と設立、今でも任天堂は関連会社。
キャラクターの名前の他に
ペットの名前、好物の名前、カッコイイと思うものの名前を決められるが、
好物はところどころでこっそり出てくるし、
カッコイイと思うものは自分の得意技の名前になる、
え?ペットの名前?…いや特に何も…。(ww
という入りからなかなか独特で、カルト的なファンがいるというのも頷ける。
物語としては
3人の少年と1人の少女が宇宙人「ギーグ」の地球征服の野望を阻止するため
広大な世界を冒険する
というシンプルなものだが、かなりライトな部分からヘヴィな部分もあり、大人も子供も楽しむ事が出来ると言える。
個人的には「いいえ」を選んだ時のそれぞれの反応が一番好きだ。
演出も良いし、音楽も本当に良い、
オープニングの曲は本当にここでしか使われないので、是非聞いてもらいたい。
ここから長くなりそうな予感のするオープニングです、好き。
町の音楽全て撮りました。
オネットやツーソンも良いBGMですが、どせいさんのいるサターンバレーやウィンターズも良い曲です、ちなみに
オネット=Onett、ツーソン=Twoson、スリーク=Threek、フォーサイド=Foursideと、1~4までの数字が町の名前に隠れていたりします、こういうの好き。
自転車に乗っている時に流れるBGMです、最高です。
ホテルに泊まると流れるBGMです、最高です。
このようにいたるところで音楽に癒されながら冒険をする旅となります。
これは通常ボス25体とギーグで26戦あるので、かなり割愛します。
私が特に好きなのだけつらつらいきます。
スターマンのむすこ。
もう結構見た目で怖かったし、音楽も怖かったし、ポーキーうざったいし
「ああ、子供ばバットと超能力で宇宙人と戦ってる」という印象。
ブンブーンかっこいいよブンブーン。
フランクさま。
これは外せない、音楽が小気味の良いこと。
ナイフ持った金髪のグラサンのおっさんをバットでフルボッコにする少年の絵。
負けたらロボけしかけてくるし、大人げないw
ストロングしょちょう。
大人げない大人パート2、5人がかりでからてチョップで襲い掛かってくるポリスマンたち、初めの頃なので結構つらい、ハンバーガーで回復しながら倒す…ってどういうことだってばよw
トンチキさん。
登場シーンで屋根から飛び降りたせいで足をグネって本来の力を発揮できなかったオトコ。トンチキさんはにたにた笑いながらみけんにしわをよせてかみついてきます。
ふつうに怖いです。
ゲップー。
マザー2未プレイの人は特に注意して動画を開いてください。
00:01開幕SFC史上最悪のSEが流れます、聞きすぎると若干具合が悪くなる人もいるとかいないとか。
デパートのかいじん。
こいつよりも、デパートの停電がとにかく怖い。かなり激しく攻撃してくるので地味にきつい。「しんで じごくへ… いや てんごくへ いけ!」何の優しさなんだw
クラーケン。
最後の方ではザコ敵としても現れるかなり攻撃の激しい強敵、クラーケン。
何度やられたことか…水にいるのに口元には何かを食べた後のような血が。
ギーグ。
1、2のラスボス、強くなりすぎて人格も自身の力により破壊され、邪悪な力そのものの存在になり制御が効かなくなった宇宙人、そしてそれらを使いネスを煽ってくるポーキー、3をプレイするとここでのセリフも悲しくなります。
伸びたような音で奏でられる完成したおとのいし。
回想シーンでしっかり聞くととても綺麗なメロディーです。
おとのいしの音楽、エイトメロディーズは歌詞付のようです。
「私の本名」をところどころで聞いてきた理由はここで分かります。
いやホント終わってみると一瞬なんですよね、なんとも。
MOTHER3も以前結構しっかりプレイした上でのギーグについて考察↓
1でのギーグは紛れもなく宇宙人です、作中でも明記されています。
しかし2の「ギーグと呼ばれるもの」には一度も宇宙人という説明はありません。
「うちゅうじん」という言葉も出てきませんし、前作のギーグの面影もありません。
ここで3の時間旅行しすぎて不老不死になったポーキーを見てみましょう。
この絶対安全カプセルとは…
絶対安全、つまり外にいる人も安全なカプセルなので一度入ったら出ることも出来ないとんでもないシロモノなのです。
そして2に戻ってラスボスの姿を見てみます。
丸い…
割れた玉のような形をしていますね。
そして特徴はこの状態は無敵で倒す事は出来ないという事です。
なぜなら「ぜったいあんぜんカプセル」に入ったポーキーだからだというもの。
2のラスボス直前ポーキーのセリフに一瞬出てくる「あくまのマシン」はつまりポーキーが何万年、何億年と入った後の人格も破壊され強力なPSIに目覚めたネスの事が大好きなポーキーの入った「ぜったいあんぜんカプセル」もしくは中に声を届けるマシンで、永い時を生きるポーキーの感じた「痛い…」「ネス…」「助けて…」という言葉のみ残っているんだと考えるとラスボスがネスを模している事に合点がいきます。
ポーキーのセリフからも何度かオンオフした事があるような素振りです。
これは「ぜったいあんぜんカプセル」のスイッチではなく、カプセルの中に外の音を聞かせたり、何らかの音を届けるものだと思います。
無音から急に外の音が聞こえた元ポーキーは落ち着くまで強力なPSIをまき散らす、という事ではないでしょうか。
さらに攻撃してくるのにこちらからの攻撃は何も効かず「いのる」という行動のみがダメージを与える事が出来るのも、カプセルに入ってほぼ永遠を孤独に生きている元ポーキーだったものがたかが祈りにより信頼や愛が得られる…?とした事でダメージを受けるという事にも納得出来ます。
このダメージにより、ようやく終わる事が出来たのだろうか…?
いや、
「ちえのリンゴ」という予言アイテムに自分が来る事が示されなかったのは、それが自分だから。自分が時間旅行の末に無限を生き、壊れた自分のスイッチを切り、外に放ち、ネスに倒され、ネスと仲良くなりたい自分はまた人格破壊リープへのループという恐ろしい旅を彼は永遠にし続けなければならないのです。
彼はそれほどの事をしたのだろうか?
そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
大人になってからプレイするマザー2は、とても複雑でワクワクした。
ではでは。
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ちなみに感動的なものだけでなく、こういうトラウマイベントみたいなのも。
ムの修行。
耳をやられてBGMも消えるのが怖かった。
いいわけあるかww