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宇宙好きにはたまらない映画 インターステラー(ネタバレあり)

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  • KTAG
  • 2019/04/30 18:33
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久しぶりに映画を見ました。

2014年にアメリカで公開され、日本でも上映されていた映画です。

 

当時は「まぁ観れたらいいなぁ」くらいの認識でしたが、最近やっと重い腰を上げて観てみることにしました。

 

【ストーリー】

寿命の尽きかけた地球に住む人類は、宇宙に新たな新天地を求めて、惑星の探査をします。

移住可能な惑星を確認するためのミッションに選ばれたのが、元エンジニアの主人公クーパーです。

 

日常生活に当たり前のように迫りくる地球の異変。

何とか生活できていますが、異変のせいで作物が育たなかったり、砂塵による病気が蔓延したりと、地球の危機が感じ取れます。

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迫りくる砂塵

 

そんな中、身の回りで不思議なことが起こっていきます。

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ひとりでに動く本
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不思議な模様を作る砂埃

 

この不思議な現象がメッセージだと気づく主人公のクーパー。

メッセージには秘密裏に宇宙の研究をしている施設の座標が記されていました。

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そこはかつてクーパーがエンジニアとして所属していたNASAの極秘研究所でした。

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研究所では数十年前から起こっている重力異常の研究から、木星の近くに他の宇宙につながるワームホールがあることを発見。

10年前には既に有人探査機も送り込んでいて、ワームホールが繋がっている宇宙に生命が居住可能な星があるかを調べていました。

その結果、3つの惑星にて「居住可能」という信号が送られてきていました。

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クーパーは家族と人類の未来を守るため、信号があった惑星に向かうことに。

しかし、一体何年かかって帰って来れるのか分からない旅でした。

もちろん娘のマーフはそんな旅を許しません。

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マーフなりに重力のメッセージを解読し、父のクーパーに見せます。

マーフが解読したメッセージは、

「STAY(ここにいろ)」

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クーパーは子供のわがままだと思って取り合ってはくれません。

「必ず帰ってくる」といい部屋を後にします。

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そして何らかの影響で本棚から落ちる本たち…。

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結局仲直りをすることなく宇宙に旅立つクーパー。

 

ここから壮大なミッションが始まります。

宇宙について興味がある人はここからが本番ってところですね!

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ワームホールに近づく探査機。

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突入すると、空間が歪み銀河や星雲らしきものがうねっています。

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ワームホールを抜けると、やはりその先は銀河でした。

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10年前に送り込んでいる探査機からの信号もキャッチすることができ、いざ惑星探査へ。

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全ての惑星に行くことは、時間的にも燃料的にも不可能。

最初に行くことになったのは、ブラックホールに近い地球型惑星。

あまりに巨大なブラックホールに近いため、時間の流れがゆっくりな惑星です。

逆に言えば惑星の中から考えると、周りの時間が早くなっているということ。

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その星に1時間いるだけで、地球では7年経っている計算のようです。

先に送り込んでいる探査機のデータ回収と探査員の安全確保をしなければなりません。

最速でも地球時間で2年かかります。

それでも探査の価値ありと主人公達は突入していきます。

(↑の画像のおじさんは惑星には行かず、主人公達が帰ってくるまでブラックホールの研究をします。)

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丸い点がこれから探査する惑星

 

惑星には立つことのできる個体の層があり、生命が生まれるには十分な条件が揃っています。

水平線には山のようなものも見えます。

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惑星では先に送り込んだ探査機の残骸を発見。

生き残った探査員を探します。

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ここで異変に気づ主人公たち。

さっきまで山だと思っていた水平線の影は、実は超巨大な波でした。

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波が到達する前に、何とか探査機の残骸からデータを回収しようとする主人公たち。

しかし、乗組員の一人が残骸の下敷きに。

身体の自由を奪われてしまいます。

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そこで活躍したのが、サポートロボットのケース。

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右が「ターズ」で左が「ケース」

このケースが変形しながら、残骸の下敷きになった探査員を救助しに行きます。

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かっこいい

 

そして津波が探査機を襲います。

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なんとか危機を脱したものの、エンジンに不具合が生じタイムロス。

この惑星でのタイムロスは地球での数年に及ぶため、探査に致命的な支障が出ます。

修理中にも波の第二波が接近。

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完全に修理が済んでいない状態でも、強引にエンジンを点火して惑星を脱出します。

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惑星から抜け出すと、待っている宇宙船では23年の月日が経っていました。

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かなりの月日が経っていることから、宇宙船には家族からのメッセージが沢山入っていました。

結婚の報告、出産の報告、連絡が無いことへの絶望のメッセージなどなど…。

地球にいる娘のマーフも数十年の月日を経て、段々と連絡を送らなくなっていきました。

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次に主人公たちが向かった惑星は、雲さえも凍る氷の惑星です。

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この星に先に送り込んでいた探査機は健在。

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乗組員(博士)も、コールドスリープ状態で生き長らえていました。

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しかしこの博士、自分が生き残るために「生命の移住が可能」と嘘の信号を出し続けていました。

助けにきた主人公達の船を乗っ取り1人で帰ろうとします。

この後主人公に成敗されますが、宇宙の神秘とは無関係なので割愛します。

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手前が博士、後ろにいるのが主人公のクーパー

 

 

ここで話のメインは地球へ。

娘のマーフは、惑星探査研究の第一人者である博士から、探査機が帰ってきても地球を救う手段は無いことを告げられます。

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一時的には絶望したマーフですが、それでも問題を解決しようと模索します。

そこで気づいたのは、子供の頃に何度もあった超常現象。

かつての自分の部屋にヒントがあると確信します。

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部屋の中では、昔使っていた動かないはずの時計が、不自然な動きをしていることに気づきます。

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再び話のメインは宇宙へ。

さっきの嘘つき博士のせいで、宇宙船が破壊される事態に。

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なんとか宇宙船としての機能を取り戻しますが、地球に帰るための生命維持機能はなくなってしまいます。

しかし、最後の第3惑星にはたどり着くことは可能なことが分かります。

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方法は巨大なブラックホールを利用すること。

ブラックホールの重力を利用して、推進力を得て目標の惑星に向かう方法を試します。

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推進力を得るには、ブラックホールからエネルギーを得たギリギリのところで、宇宙船を軽くする必要があります。

機体の軌道を計算しながら、切り離される役目を負うのは、ロボットである「ターズ」です。

切り離されるついでに、ブラックホールの量子データも地球に送信するという仕事熱心な奴です。

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いざブラックホールギリギリまで接近。

第3惑星までのミッションが開始されます。

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ターズの乗る機体も切り離され、ブラックホールに落ちていきます。

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しかし更に推力を得るにはまだ宇宙船が重いことも、クーパーは知っていました。

彼は独断で自分の機体を切り離し、宇宙船を軽くします。

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そしてブラックホールに落ちていく最中、その様子を記録、実況します。

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ここから先は理論上でのみ観測できる世界。

機体の制御もきかず、通信も途絶え、ブラックホールの中の事象をただ観測するのみです。

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機体もその最後を迎えます。

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機体の破損に際して、クーパーは脱出装置を使用し船外へ。

船外と言っても、もちろんブラックホールの中です。

脱出すると同時に意識も失ってしまいます。

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脱出中

 

気がつくと、そこは立体的に囲まれた空間でした。

本棚のようなものも見えます。

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空間にある隙間から見えたものは、過去の娘の姿でした。

この空間は時間をも超えた別次元だったのです。

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ここからでは、姿も声も通じません。

こちらとあちら繋ぐものは、ものを触れた時などに発生する何らか力のみ。

クーパーは本棚の本を使ってモールス信号を伝えていきます。

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本で伝えた信号は、「STAY(ここにいろ)」

かつて娘が解読した信号の正体は、実の父からのメッセージでした。

 

もちろん運命を変えることはできず、過去の自分は宇宙へ旅立ってしまいます。

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ですが救いもありました。

一緒にブラックホールに落ちた「ターズ」もきちんと機能していました。

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ターズは、ブラックホールに落ちる際の量子データを解析し、地球を救う方法をクーパーに伝えます。

そしてクーパーは重力を使い、それをモールス信号に変え、娘に伝えます。

本で、砂で、時計の針で…。

ここで、次元や時間をも超える力は「重力」だということが明らかになります。

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何十年もかけて信号を解析した娘のマーフは、やがて宇宙で生活するためのコロニーを作り、人類を生きながらえさせることに成功。

地球の運命を変えることができました。

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多次元空間にいたクーパーは、気付くと病院のベッドにいました。

クーパーの運命も変わったのか、多次元空間から救出されていました。

クーパーが助け出されたことにより、マーフはおばあさんになって、やっと父との再開を果たすことができました。

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という物語です。

 

 

 

 

最初は、時間の長さに驚きましたが、途中から「まだ終わるな!」と終盤まで名残惜しく感じてしまう作品でした。

 

自分の映画史に残る最高の映画です。

 

また時間がとれたらゆっくり見直します。

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