



スペインの女性登山家が人間は一人きりで
長期間真っ暗な所にいるとどうなるのかを
調べる実験に参加しその実験とは光が一切
入らない深い洞窟の中で500日の約1年半も
一人だけで生活する事でした
彼女は2021年11月21日スペインにある洞窟
グラナダという所に入りこの洞窟の深さは
地下70mありその最深部は太陽の光が全く
届かない真っ暗な場所です
実験はこの最深部で過ごして体にどの様な
変化があるか調べる事で中に小さな部屋を
作りそこに照明やシートを置いて原始的な
生活を始めました
ここで過ごす時間は運動したり読書したり
絵を描いたり編み物をしたり自分で時間を
潰して過ごし食事は外のスタッフが決めた
所に置きそれを後で取りに行く方式でした
排せつ物は簡易トイレを設置しスタッフが
定期的に回収してこの時も人と会わない様
気をつけ更に洞窟での生活はGoProと言う
カメラで記録していたそうです
実験中起きた大変な事で最も辛い出来事は
大量のハエが洞窟内に入り込んだ時でした
この時は彼女の体中にハエが大量にたかり
とても苦しかったそうです
しかも幻聴と言う実際には聞こえない声が
聞こえてしまう現象がよく起きたそうです
理由は洞窟の中が完全に無音の為に誰とも
話さずにいたから脳が勝手に声を作り出し
自分じゃない自分が話しかけてきました

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300日程経った頃に酸素供給機が故障して
8日間だけ洞窟出ないとなりませんでした
その間も一人でテント生活をしスタッフと
殆ど話してません
そして500日が経過後の2023年4月12日に
やっと目標を達成できてスタッフが迎えに
来てくれた時彼女は目が覚める様な状態で
「もう終ったの?まだまだ読みかけの本が
あるのに!」と言ったそうです
実は彼女は500日経ってるとは思わなくて
このとき時間の感覚が劇的にズレてしまい
彼女は500日も洞窟にいたのにも関わらず
洞窟に入ってからまだ160〜170日位しか
経ってないと感じてました
つまり太陽もなくて生活のリズムもなくて
誰とも会わない環境では時間感覚が大きく
狂ってしまう事が解りその後の記者会見で
彼女は時間感覚が狂った原因を話しました
それは「時間は時計で決まるんじゃなくて
記憶や周りの環境により感じ方が変わる」
と言う事で誰とも話さず誰とも会わないと
時間を気にする必要が全く無いから徐々に
無意識で時間を気にしなくなったそうです
500日間洞窟で過ごした記録は読んだ本が
60冊で飲んだ水が1000㍑年齢は48歳から
50歳になってしまったけど彼女は「とても
素晴らしい体験した」と笑顔で語ってます
ただし洞窟にいる間に世界で何が起きたか
何も知らずコロナもロシアがウクライナに
戦争仕掛けた事も当然知らず彼女は「私は
まだ2021年11月21日のままです」と話して
最初の日で止まったままだそうです











