(インディーズブロックチェーンゲーム、マギアストーンのゲーム画面。今は限定公開のα版だが、普通に問題なく動いているし、テストプレイヤー方々が遊んでくれている)
どうも、同人ゲーム開発者の「ゆうき」です。
今回は、ブロックチェーンゲーム開発がどれくらい難しいのかを「60日前はRuby何それ美味しいの?」状態だった私が語っていこうと思います。
なお、当ゲームの開発は、エンジニアになるためのお勉強の意味もありました(つまり、私はエンジニアですらない、サーバーサイドがほぼ未経験の素人です、はい。自称、ゆるふわエンジニア!)。
後、マギアストーンのα版の完成には、300時間ぐらいかかっています。1日5時間で60日としています。
○ ブロックチェーンシステムの基礎の実装は、それほど難しくない(簡単とは言っていない)
サーバーサイドの知識(+サンプルソース)さえあれば、ログイン、アセットの読みこみ、アセット発行ぐらいでしたら、おそらく、個人のインディーズゲーム開発者でも、普通に実装できます。
今の時代では、ブロックチェーンの基礎技術を利用するぐらいならそんなに難しいことではない、ということですね。
( ´∀`)
しかし、ここに大きな問題が一つあります。
○ 難しいのはサーバーサイド
私がブロックチェーンゲームを作るにあたって、特に苦戦したのが、
・VPSサーバー
・Linux(CentOS)
・Rails
です。
・・・あれ、ブロックチェーン、関係なくない?
(´・ω・`)
一応、私にも同人ゲーム開発の経験が多少あったので、クライアントサイドのJavaScriptは、何とかなったのですが(それでも、大分辛い)、
サーバーに使用した、Ruby on Railsとかは、本当に至難でした。無理。もう、全然無理。
参考書の説明書通りにやっても100%通らない上に、そもそもエラーの対策がネット上に掲載されていないことも多いという鬼畜仕様です。
Railsでは有名な、初心者キラーの鬼難易度であるRailsチュートリアルですら、実はRailsの世界ではノーマルモード(?)であったことに気づかされるぐらいの意味不明な難易度です(=しっかりとした説明があるものは、実は十分に優しい)。いやほんと、なんなのあれ。
( ;∀;)
○ サーバー技術の難しさが、インディーズブロックチェーンゲーム開発の難易度を格段に向上させている
なので、サーバープログラムとデータベースのことを理解していれば、ブロックチェーンゲームは、あっさり作れます。
それこそ、カジュアルゲーム級であれば、数日で、ブロックチェーン機能搭載のゲームを作れることでしょう。
故に、インディーズゲーム開発者がブロックチェーンゲームを「気軽に」作れるようにするためには、(環境構築レベルの)サーバー設定を踏ませないことが大事ではないかと考えています。
ライブラリや、API、GoogleActionScript、FireBase、Herokuとかの情報支援がより良くなれば、インディーズ界にもブロックチェーンゲームが浸透していく気がします。
○ なぜ難しいのに、私はブロックチェーンゲームを作ることができたのか
ようやく本題。
なぜ、サーバー未経験の私がブロックチェーンゲームを作れたかというと・・・、
・やる気があった
・メンター(先生)がいた
だけです。
プログラミングの実力とかは、あまり関係なかったかな。
・・・つまり、やる気とエンジニアの先生があれば、皆さんも普通にブロックチェーンゲームが作れます!(驚)
極論を言ってしまうと、今のインディーズゲーム開発者がブロックチェーンゲームを開発できるかどうかは、サーバー技術全般か使えるかどうか、に尽きます。
サーバープログラムができるなら、ブロックチェーンゲームも大体作れるし、よくわからなければ、全然手が出せないことでしょう。
で、このサーバー技術に関してなのですが、これを取得するのに、やる気と先生の両方が必要なのですよね。
やる気だけでは、サーバーの技術的問題が解決できないし、先生だけでは、サーバーの難しさ、つまらなさ等が解決不可能なため、挫折します。
両方必要です。両方あれば、何とかなりますよ!
(なお、基本的には、技術書や動画やwebの情報だけではどうにもならないので、あしからず。私は参考資料だけではダメでした)
以上、インディーズブロックチェーンゲームの開発のお話でした。
今後も、ブロックチェーンゲーム制作で何か知識を得たら、情報発信していくつもりです。
よろしくお願いします。
(*´∀`)
おまけ。
開発者の真の「やる気」が試されるようです。
( ;∀;)