4歳の時
三郷団地の7‐14‐603と言う場所に
家族4人で住んでいた。
この団地の間取りが
1DKと結構狭くて
あまり走り回れず窮屈だった。
( ´Д`)=3 フゥ
この団地は
入り口の側に8畳のキッチンがあり
その奥に8畳の畳部屋があるのみ。
本当は
4人用の団地があったのだけど
なかなか抽選に当たらず
なかなか引っ越せない。
4人用の団地だと
4LDKもあり
とても広くて十分走り回れた。
ヾ(*´∀`*)ノ
しかし今の団地は
1階にスーパーの
タジマショッピングがあり
買い物が凄く楽な場所でもあった。
それに1階に降りると
すぐ隣に公園もあり
エレベーターで降りるだけで
十分生活できる便利な場所だった。
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ある日
1階のタジマショッピングに
母親と一緒に買い物に向かった。
(*ノ∀`*)ウフフ♪
この時1階に降りてみると
入り口に子供達がたくさんいて
何かを囲ってた。
その奥からは
凄く良い匂いがしてきて
肉っぽい何かを焼いてるようだった。
それが何が凄く気になった俺は
母親の手を放して
子供達の集まりの中に強引に入り
何があるのか確かめてみた。
するとそこでは
大きな鉄板を広げて
モツを大量に焼いている。
俺は
みんなそのモツを
バクバク食べまくってたので
タダで食べて良いのだと感じた。
そして俺も
目の前にあったようじで
そのモツを食べ始めてしまう。
(∩´∀`)∩ワーイ
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モツを食べ始めた俺を見た母親が
「お母さん買い物に行くけど
ここで食べてる?」と聞いてきた。
この時俺は
夢中になってモツを食べてたので
「うん食べてる」と返事をした。
そして
母親の買い物が終わるまで
ここでモツを食べて待つ事にした。
(´∀`*)ウフフ
その後俺は
夕飯が食べられなくなる事なんて
全然気にせず
気が済むまで食べまくってた。
モツを焼いてくれる人は
モツが無くなると
すぐに大量のモツを鉄板に乗せ
どんどん焼いてってくれてた。
それを見た俺は
「モツって無限に用意されてて
いくら食べても無くならないんだ」
そう感じてしまった。
その後30分位すると
母親の買い物が終わり
俺の所に来て「帰るよ」と言い
手を引っ張られて家に戻った。
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母親が夕飯の支度をしてる時
「モツが好きになったの?」
そう聞かれたので
「うん!」と答えた。
この頃の俺は
毎日父親の膝の上でご飯を食べ
その後の晩酌の時
おつまみも食たくさん食べてた。
この時のおつまみの中に
モツ焼きがたまにあり
多少食べた事があったけど
辛いから好きじゃなかった。
その事を母親も知ってたので
俺がモツをたくさん食べてたから
不思議に感じたのかもしれない。
(*´゚д゚`*)オヤオヤ
しかし
今回タダで食べたモツは
全然辛くなくて凄く美味しい!
(●^o^●)
きっと今まで
母親が買って来るモツは
おつまみ用の
辛いモツだったのかもしれない。
このタダのモツ焼きは
月に3回くらい行われ
毎回この日だけは
ここでモツを食べて待ってた。
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ある時俺は
このモツ焼きが開催される日
毎回既に人が集まってるので
それが不思議に感じてしまった。
まるで事前に
開始日と時間を知ってて
その時間に合わせて
みんな来てる様にしか思えない。
そこで俺は
隣にいた見知らぬ上級生に
「何で早くここに来れるの?」
そう聞いてみた。
すると「入り口のドアに
モツ焼きの日が書いてあるよ」
そう答えて指さしてくれた。
( *゚Д゚))フムフム
その事を知ると俺は
モツを食べるのを一旦止めて
その紙を見に行った。
( *゚ェ゚))フムフム
しかし
高い所に張り紙がしてあり
下からかろうじて字が読めるが
漢字も解らず理解できない。
仕方ないので
母親に買い物が終わったら
張り紙を見てもらう事にし
モツを食べて待つ事にした。
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その後母親が戻り
予定日をメモってもらい
その日の始まる時間に
連れてきてもらえる事になった。
そして家に帰る時母親が
800gで500円のモツを
1袋買ってくれた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
この時母親がモツを焼いてる人に
「こんなにモツをを焼いて
赤字じゃない?」と質問してた。
(,,゚Д゚)ダイジョウブ?
すると焼いてる人が
「確かにかなり赤字だけど
宣伝費だからしょうがない」
そう答えてくれた。
それを聞いた俺は
「ここでモツを買ってあげないと
何だか可哀そうだな」
そう感じてしまう。
しかし次回のモツ焼きの時俺は
モツを買ってあげないと
可哀そうなんて気持ちは
完全に無くなって無心で食べた。
しかし母親は
毎回ここでモツを買って行き
いつも食卓に出る辛いモツが
辛くないモツに変わり嬉しかった。