7歳の時俺は
仮面ライダーの自転車を買って貰い
それがすごく嬉しくて毎日乗って
当時住んでた三郷団地を走り回った
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
この自転車は
自転車の前部分にカバーがされてて
前輪の上部にパトライトがあり
何故かヘッドライトがついてない。
しかし自転車屋さんが
自転車用ブザーを付けてくれて
ブザーボタンを押すと凄い音で
「ブー!」と音を鳴らす事が出来た
そこで当時幼馴染だった三品君に
この自転車を自慢したら
俺の自転車にまたがって
凄くうらやましがってた。
そして自転車のブザーを
うらやましいせいか何度も鳴らして
周りの団地に音を響き渡らせたが
2人とも迷惑なんて構わず鳴らす
ヾ(*´∀`*)ノ
凄く俺の自転車うらやましがるから
三品君の自転車を見たくなり
頼んでみると取りに行ってくれて
自転車に乗って来てくれた。
その自転車が小さいママチャリで
何のへんてつもない物だったけど
俺の自転車より1回り大きく
大人の自転車に感じてしまった。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
三品君が自分の自転車と
俺の自転車を見比べて
俺の自転車が小さい事に気が付き
いきなり態度が変わってしまう。
そして三品君が俺に
「俺の自転車の方が大きいから
お前より俺の方が大人だな」と言い
完全に立場が逆転してしまった!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
本来なら俺の
仮面ライダー自転車の方が高級で
三品君のママチャリを凌駕する
自慢できる自転車のはずだった。
俺が悔しがってる顔を見て三品君が
「自転車で団地一周の競争しよう」
そう言って三品君が自分の自転車を
俺より上の物だと証明したがる。
ヽ(*`皿´*)ノキィィー
そんなこと言われた俺は
俺も自分の自転車の方が上だと
証明したくなってしまい
団地一周の自転車の競争を承諾した
競争するコースは
団地1棟を1周して争う事にし
1番でゴールした自転車の方が
格上となる。
早速スタート位置につき
俺が「よーいドン!」と言い
その合図で俺と三品君が走り出し
プライドをかけた大勝負が始まった
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
そして2人同時に走り出し
最初の直線でもう俺の自転車は
三品君のママチャリ追いつけず
どんどん離されていってしまった!
その訳が三品君の自転車の方が
タイヤが大きく1こぎで進む距離が
明らかに俺の自転車より長く
全然三品君に追いつけない。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
でもどうにかして追いつこうと
必死に仮面ライダー自転車のこぎ
それでも離されていってしまい
ゴールしたら完全に完敗だった。
(ノД`)・゜・。
しかし悔しくて仕方ない俺は
「今の本気じゃないからもう1度
やり直し!」と言い訳をすると
三品君が「良いよ」と言ってくれた
そして再戦する事になり俺は
最初から必死に自転車をこぎ続け
それでもどんどん離されていき
結局また負けてしまった。
負けたのが悔しかった俺は
「三品君の自転車大きくてズルい」
と負け惜しみを言ったけど
もう勝てない事解ったから諦める
でも三品君がやっぱり
俺の自転車がうらやましい様で
乗らせ欲しいと言われたから
気が済むまで乗って走らせてあげた