ChatGPTのようなAIを使用すれば
人の日記などの記録を元にして
話し方や考え方を再現し
疑似人格作って会話が出来ます。
画像や映像を合成できるAIは
実際の人物の映像を元に
存在しない表情や仕草の映像を
作り出す事を可能にします
これらの技術の組み合わせで
亡くなった家族や友人をまるで
画面の中で生きているように
蘇らせることを可能にしたのです。
AIを使って故人を
デジタル上に蘇らせる事を
「デジタルネクロマンシー」と呼び
最近この技術を誰でも使えます。
日本だと故人AIやバーチャル故人
と呼ばれて注目を集めており
海外で実際故人と会話できるAIの
サービスも登場してきています。
2019年の紅白歌合戦にAIの
美空ひばりが登場しこの技術は
歌声や歌唱法をAIに学習させて
「VOCALOID:AI」で再現した物です
このAI美空ひばりに対しての意見は
感動したとか不気味だったとか
故人への冒涜であるとか
本人の意思を無視してる等あります
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2016年韓国のチャンチソンさんは
7歳の娘ナヨンちゃんを亡くし
3年後テレビ番組でナヨンちゃんが
VRデジタルで再現され再会しました
このナヨンちゃんは
体型が似た女子の動きをAI学習させ
生前に家族が撮影した写真や動画で
声や喋り方をAIで再現させたのです
この母娘の感動の再会を見て
賞賛の声もある一方VRでの再会が
母親の心を更に傷つけるのでは?等
懸念の声も広がりました。
しかし我々が仏壇やお墓に向かって
自分の近況報告をする事は決して
変な行為でなくその時我々の中には
記憶が再現した故人が存在してます
故人との繋がりを保つため我々は
お墓を作り遺品を残したりしますが
19世紀頃から写真が広まり始め
写真に残す事が一般的になりました
でも今回テクノロジーで故人が
鮮明にデジタル記録されて
いつでも会えるようになり
VR技術で立体的に再現できます
現代亡くなった愛する人の
写真やビデオを保存して
それを見返す事で故人との繋がりを
確かめています
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なぜAIで故人との対話を試みる
デジタルネクロマンシーという
新しい取り組みが写真やAVの様に
一般的にはならないのでしょう?
現在デジタルネクロマンシー技術は
SNSやメールで残された文章や音声
写真や動画を使い死後も愛する人と
対話できるAIを作ってます。
しかしこの方法に批判的な研究者は
AIが故人の言葉や意図を正確に
再現する事が困難で故人の意志を
侵害する恐れがあるといいます。
確かにAIが完璧に人の意志や感情を
再現させるなんて難しい事ですが
昔から死んだ人達との繋がりを
感じる方法をたくさん作りました。
写真やビデオや手紙など
思い出として残った物たちは
その繋がりを保ち続けるための
手段として利用されてきました。
カメラやスマホの普及は
故人との思い出をよりはっきりと
数多くの記録として残していく
手助けをしています。
AIを利用して故人を蘇らせる事に
反対の人であっても
愛した故人と繋がりを
否定する人はいないでしょう