人が日常生活を過ごしてる時
ふと昔経験した失敗や恥や
今の自分じゃ絶対言わないような
アホ発言を思い出す時があります。
嫌な記憶を突然思い出してしまう
脳のメカニズムをディーキン大学
臨床心理学者「デヴィッドジョン
ハルフォード」氏が解説してます。
我々の脳の中の記憶システムは
意識して思い出す「随意記憶」と
無意識で思い出す「不随意記憶」の
2種類あります。
「随意記憶」は
明日の予定とか無くし物を探す時
どこに置いただろうとか
自分で意識して思い出す行動です。
「不随意記憶」は
日頃全く意識してないのに
突然フラッシュバックの様に
思い出してしまう記憶です。
脳の中で記憶が保存されてる場所は
ニューロンと言う脳神経に保存され
この1兆個以上ある脳神経同士が
通信を行い記憶を蘇らせるのです。
脳神経は
何かを思い出そうとすると成長し
脳神経から足が無数に出てきて
周りの脳神経と繋がり成長します。
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記憶を保存してるニューロンは
目から入る情報や体が感じる痛みや
光や音などの刺激で活性化され
それに関連する記憶が出てきます。
例えばパン屋の前を通った時
以前友人と一緒に食べたパンの
とても美味しい記憶が出てきたり
パンを焦がした時の記憶が出ます。
突然何かの記憶が蘇った時我々は
その記憶に対する感情が一瞬高まり
悪い記憶の方がより感情が
瞬発的に高まります。
しかし進化の過程上人は
生存する事を最優先してきた為
良い感情よりも悪い感情の方を
記憶に残すようになってるのです。
そしてこの記憶が今の出来事と
突然結びついて思い出してしまたり
今の気分とも突然結びついてしまい
思い出してしまう事があります。
この突然思い出される記憶は
生存する為に残す悪い記憶が多く
危険を感じたり痛みを避けたりする
遺伝子に組み込まれた本能なのです。
日常生活の中で悪い記憶が
突然思い出してしまう事を
「気分一致記憶」と言い
突然嫌な気持ちになります。
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無意識で過去の嫌な記憶が
何度も思い出してしまう事もあり
これを「記憶のはんすう」と言い
気が狂いそうになる時もあります。
この現象が起こってしまうと
脳神経同士の結びつきが強くなり
無意識個の嫌な記憶を定着させ
思い出しやすくなります。
しかし解決策もあり
例えばテストや面接でうまくいかず
悲しかった記憶が出たら
その事を細かく思い出します。
そして何が悪かったのか理解し
凄く大変な事だったけど
最後までやり通して頑張れたと
自分に良い評価をする事です。
それか悪い記憶を思い出した時
別の作業をしたり音楽を聴いたり
今の意識を強制的に変えると
思い出してる記憶を止められます。
ハルフォード氏が言うには
「合理的で自分をいたわる方法で
記憶を上手く変える事が重要で
悪い記憶を減らすべきです」
「これで幸福を感じやすくなるので
過去にとらわれる必要がない事を
しっかり覚えておいてください」
こう述べてます。