犬のしっぽは
犬が動く時何の役にもたってなく
尻尾がある全生物の中で犬だけが
しっぽの意味がありませんでした。
これを確かめた方法は
犬の動きをコンピューターに入れ
AIとCGで現実の犬と同じ様に
動かす方法を使いました。
このCGを使い
犬のしっぽを1つの方向に固定して
AIのCGの犬を動かしてみた所
全く変な動きをしなかったのです。
しかも体が大きくなるほど
尻尾の意味がなくなる事が解り
特にバランスを取ってる訳でもなく
ただついてるだけの状態でした。
でも普通進化の過程上
必要ないなら退化していくのですが
犬に限って全然退化してないので
何かしら意味があるはずです。
そこでさらに研究を進めると
どうやら犬のしっぽは
人や他の動物と接触する時の
感情表現に使ってる様でした。
犬を飼ってる人ならば
しっぽで感情表現をしてると
なんとなく解ってましたが
それが科学的に証明されたのです。
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人に対してのしっぽの感情表現は
高く上げると興奮してる時だったり
しっぽを振り回してる時は
とても嬉しい時だったりします。
しかし尻尾を下げてる時は
恐怖を感じてる状態だったり
しっぽを追いかけて回ってる時は
リラックスしてる状態です。
犬同士での尻尾による感情表現は
相手が嫌いなら尻尾を下げたり
相手が好きならグルグル回して
積極的に触れ合います。
このように犬のしっぽは
無駄な争いを避ける為の
意思表示としても有効に使われ
何故かこれが人間にも伝わります。
でも犬の中には
断尾と言う手術で尻尾を短くてる
コーギーやミニチュアピンシャーや
トイプードルなどが売られてます。
このような犬は
感情表現を相手に上手く伝えらず
社会性が低く攻撃的になったりする
研究結果が出てます。
本来断尾する目的は
猟犬として犬を活用する場合の
狂犬病予防や素早く動く事が目的で
重要な事として行われてました。
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元々しっぽは
魚の尾びれが進化したもので
魚にとって推進力を得る為の
必要不可欠な物でした。
その後爬虫類に進化すると
四足歩行の舵取りに使われ
敵に狙われた時や獲物を取る時
素早く動く為にも使われてます。
更に進化して
地上を足で走るようになると
尻尾を使ってバランスを取り
素早い方向転換に使われます。
超高速で走るチーターは
高速で走りながら尻尾を使って
一瞬で方向転換し獲物を追い詰め
素早くしとめる事が出来るのです。
猫も走り回る時や
高くジャンプする時や
落下してうまく着地する時など
尻尾でバランスを取ってます。
しかし犬だけは
尻尾を使わず動き回れるのに
不必要な尻尾が退化せず
その理由が感情表現の為でした。
その為か犬の感情表現は
他の動物より人間に伝わりやすく
一番人とコミュニケーションを
取りやすい動物になったのです。