5歳の時俺はお絵描きがが凄く好きで
母親の友達が子供と一緒に家に来た時
その子と一緒に色々な絵を紙に描いて
出来上がった絵を見せ合って遊んでた
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
クレヨンや色鉛筆で絵を描いていたが
俺は色鉛筆は削るのが大変でほとんど
クレヨンしか使わず色を塗るとき
紙からはみ出して机まで塗ってた
俺はいつも電車の絵ばかりかいてて
特に白に青のラインの新幹線が好きで
他の子は動物やアニメを描いてたけど
俺は電車しか描かない
当時の俺は新幹線の白に青のラインが
とても綺麗に感じ凄くお気に入りで
あの凹凸がない車体のエレガントさや
ピカピカに光るボディーに感動した!
そのため普通の電車と違い芸術的な
優美さが感じられてその新幹線を
いかに絵で表現できるか夢中になって
その美しさに魅了されてしまってた
そんなある日俺は銀河鉄道999と言う
アニメを幼稚園で話題だったから知り
母親と本屋に行った時幼児向け雑誌の
「てれびくん」を買ってもらい調べる
そしてアニメの放送時間を確かめて
その時間になるとテレビにかじりつき
登場人物はどうでもよく俺は電車の
999だけに対し興味津々だった
( *´艸`)ムフフ
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銀河鉄道999のアニメを見てると
車内にお風呂や図書館があったり
ベッドがあったりまるで走るホテルで
その豪華さに憧れてしまった
(*´ω`*)イイナ
俺はこんな豪華なホテル型の列車に
1度で良いから乗車してみたくなって
いつか俺も銀河鉄道999に乗り優雅な
宇宙の旅に行きたいと強く思った
しかし哲郎とメーテルがいつもいる
客車の座席だけは狭く感じてしまい
そこだけが不満だった俺は自分が思う
理想の豪華列車を妄想し始める
そして妄想が膨らんでやがて暴走し
絵に描いて表現したくなってしまい
早速無我夢中で妄想列車の絵を描き
とんでもない電車を完成させた
その絵は客車が豪華客船の大きさで
中は全室豪華絢爛なスイートルームで
まるで夢の様な超リッチな旅が出来る
最高の銀河鉄道999が完成した!
しかも一両じゃ描き足らず何両も描き
それを繋げていくとやがて電車型の
超豪華宇宙船になって宇宙を旅する
超巨大電車に進化する
∑(゚Д゚)アァ!?
すると俺の絵を隣で見てた母親は
口をぽかんと開けて微妙な表情をされ
「どうしてこんな絵を描くの?」と
首をかしげて聞かれてしまった
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なので俺は母親に「999の客車で座る
哲郎とメーテルはいつも狭苦しそうで
もっと広い部屋で優雅に旅した方が
疲れないんだよ」と説明した
そしたら母親に大笑いされてたが俺は
妄想を暴走させて更に豪華な客車を
思い描いて公園や遊園地も追加して
もう客車に街1つを入れてしまった
ブハハッ!!(≧▽≦)彡☆バンバン
そして満足いくまで絵を描き終わり
ふと我に返ると今住んでる団地の
8畳一間の1DKの部屋が目に飛び込み
一瞬で現実に戻されてしまう
今まで暴走してた妄想と現実の違いに
ガッカリした俺は「自分が想像した
妄想暴走列車を作る事は到底無理だ」
という現実を突きつけられた
この絶望感を母親に話すと母親は
「英語を勉強して宇宙飛行士になれば
大きな宇宙列車に乗れるよ」と言い
俺に英語の辞書を渡した
母親は英語の勉強を絵位夢中でやって
将来に役立てて欲しかったのだろうが
英語に興味ない俺は辞書の紙質の方が
触り心地良くてとても大好きになる
この辞書は母親が中学生の時の物で
なのに俺は英語なんて全く勉強せず
「うちゅうれっしゃ」と落書きして
心地よい紙質を味わってただけだった
(*´-∀-)フフフッ