魂刈りを無理なく2ドローとして使える構築を目指した。
CS選択は3コスのリッチの吸命か1コス瘴気。魂刈りを強く見るなら瘴気が良いが汎用性を考えると吸命。このデッキはブロンズだが、シルバーまで資産あるならば犠牲が最良かもしれない。
とにかく即打点に繋がるよう手札を盤面に還元していき、常時マナを使い切るようにしておけば相手のライフを削り切れるであろうという目論見。
かなりのパワーを持つ6コスの疾走の竜騎士バロンですら1に留めているのは、即ち5ターン目までに手札を一度は使い切る前提であるからだ。当然のことながら相手によるマグマボトルやイフリータの様な横除去には致命的であるが、継戦不可能かと言われたらそうでもない。黒のハンドリカバリー能力とブロンズビーストの手札→盤面打点還元力を極限まで生かす方向にしている。
パンダの釣り師なども悪くない選択だが、テンポロスが激しいことと手札を使い切る際にコストを考慮するとどうしてももっさりした動きになりやすいため採用を見送っている。不遇である魂狩りと、黒最強のドローソースである消化のみで十分であると判断した。
毒林檎は相手の雑な横展開除去への牽制であり、消化とも相性がよくコストも展開を阻害しないささやかなものであるため、入れるかどうかで様々な局面が変わって来るので直接打点に寄与せずとも採用している。
ゴブリン、リリス、レッドゴブリンは1コス悪魔、1コスというカテゴリ内でも上位の優秀ユニットなので入れない選択肢がない。即時打点にならないゴブリンの採用は場合によっては見送っても良いが、1コス過多なのもこのデッキの安定感に繋がっていると思うため採用している形での公開とした。
前述のとおり黒は一部の高コストを除いて自身での速攻を持たないため、打点の大半は速攻ビーストの打点に頼ることになる。獣の包囲はその安価なコストとビースト横ならべを理想とするこのデッキにピタリとハマるため採用しない理由がなかった。
所詮はブロンズ、、、しかも全てのデッキで採用できる中立カードがメイン打点のため、全体的なカードパワーを考慮するとほとんどのデッキには不利であろう。ただ黒という色が普段想定しない攻撃方法で相手と戦うことになるため、混乱を誘えることも多い。公開しないことが強み、ということはこのレシピを公開した時点で強さのランクが下がってしまうことになるが、所詮ブロンズは(ある程度の勝率)を求めるのが正しいと思うので、その部分のみで採点すればアグロ寄りの構築=相手の事故を楽に食えるという点で及第点にはなっていると思える。
有利不利など考えず、とにかくドローして相手に札を叩きつけるしかない。
高レアを入れると色々変わりそうで、実際は入って来るカードが限られてしまう。上位互換ビーストであるケルベロスを入れれば単純に強くなるし、出すだけ4打点のブラッドロードなどは必ず役に立つので打点が減ろうがバロンの代わりになる。後は1コスならリリスの代わりにヒュプノスも悪くない。
しかしゴールド枠で入れたいのはこれくらいではないか? 墓地利用を考えればデッキは重くなるし、アグロ軸で組むならCSにリッチの犠牲を食われれば正直もうそれでいいのでは?となる。
改良よりまずはこのままブロンズで回してもらってからでいいだろう。おそらく大抵の人はすぐ(あっ、これ赤か緑でいいわ)となり、高い値段の黒ゴールドを追加で買う必要はなくなると思われるからである。
-fin-