Alisさんオープンβ公開ということで遅ればせながら初記事です。Alisチームのみなさんおめでとうございます!!
Blockchainの話でもいいのですが、今回は最近何かと話題でブームが来ているサウナについて書こうと思います。以前からスタートアップ界隈ではサウナーがいましたが、Crypto勢にたくさんのサウナ好きが散見されますね。何やらコンサルサウナ会や経営者サウナ会など色々なサウナの集まりがあるようです。かくいう私も当然サウナは好きでソロでや仲間と最低週一回は行っております。
みなさんはサウナには行かれたことがありますか?どうでしたか?
「ととのいましたか?」サウナ好きな人と話すと必ずといっていいほどこの「ととのう」という言葉を聞くでしょう。他にも「熱波師」、「グルシン」、「水風呂師」、「おかわり」などちょっと頭おかしいんじゃないかこいつ、みたいな訳のわからないパワーワードが出てきます。(用語集は最後に)
今日はサウナワンダーランドについて書いてみたいと思います。
何はともあれ体験するのが一番です。熱くて、遠いしとかぐだぐだ言い訳してないでとにかく行ってみましょう。簡単です。
サウナ(6分〜8分)→水風呂(30秒〜1分)→休憩(5分〜10分)
それぞれの時間は温度やその日の体調で調整してください。これを3セットか4セットするだけです。このサイクルをすると、水風呂か休憩のタイミングでととのう瞬間が訪れます。人によってはこれを『合法麻薬』、『脳内トリップ』、『現代におけるカタルシス』、『福音を受けた』、『禊』、『解脱』と表現するかも知れません。
そうつまりめちゃくちゃ気持ちいいんです。ととのうことを体験したらもう虜ですね。Just do it. 別に上記の通りで無くていいんです。楽しみ方は色々です。しかし、サウナは水風呂がメインです。サウナだけ入って出てしまうと、ただ蒸されただけで、ととのう瞬間が訪れません。時間を変えたりセット数を変えたり自分の楽しみ方を見つけましょう。
サウナの活用方法についてですが、当然ですがリフレッシュ効果が上げられます。日々のストレスなどはととのっている間に無くなり、イライラしていたことも忘れてすっきりします。また、プライベートサウナでも無い限りはデジタル機器の持ち込みができないので、短期的なデジタル断食効果があります。気になったこともGoogleですぐに調べるといったことができません。ソロで行く場合は、この時間を思索の時間にあてることにより、頭の整理やアイデア創出に使えます。私は一週間の振り返りや事業アイデア、組織、通常考える時間の取れないトピックのことなどを考えてます。もちろん、何も考えずにぼ〜っとしていることもあります。忙しい人はいつもタスクに追われますし、スクリーンからはひっきりなしに情報が入って来ている生活だと思いますので頭を空っぽにするのも非常に大切です。
仕事関係の人と行くのもいいですね。非日常な空間で時間を共に過ごすことにより、普段とは違う一面が見えますし、そのまま飲む流れも多いのでサウナネタから始まり仕事の話もすることが多いでしょう。昔は公衆浴場自体が地域の社交の場として機能していたように、サウナを触媒にして情報交換が促進されます。
近頃では休憩スペースにwifiがある所も出てきていますので、望むのであればサウナ後のクリアな頭の状態でそのまま作業ができますし、疲れたらまた入るという無限ループもできます。(個人的にはサウナ後はとっとと寝てしまいたいですが)
ここからは知識的な話。
ロウリュ/アウフグース
最近のサウナではロウリュサービスを提供する施設も増えています。ロウリュは熱したサウナストーンにアロマオイルを混ぜた水をかけることにより、蒸気を発生させて発汗を促すフィンランドの入浴方法です。アウフグースはドイツ式ロウリュでロウリュ時にスタッフがタオルなどを使って、お客さんをあおいで熱波を送ります。これは爆汗効果があり、非常に気持ちいいですが、実施される時間が決まっているので体験したい方は時間を調べてから行きましょう。
セルフロウリュができる店舗もあるのですが、近年サウナ客が増加傾向にあるせいか、禁止になる所も出ています。(原因は知らんけど)
熱波師
アウフグースの時にあおいでくれる人のことを熱波師と言います。タオルであおぐ場合と、うちわであおぐ場合があるのですが、タオルの方が風が柔らかで熱波師のテクニックが要求されます。うちわは風が直接的すぎて辛い時があります。この熱波師の腕で全然満足度が変わりますので良い熱波師に出会ったときは「ナイス熱波!」、「いい風だった!」、「良かった。」などの言葉をかけましょう。ちなみに100℃にもなろうかという室内で体を使うのでやってる方はめちゃくちゃしんどそうです。しかし、サウナ後に一緒に水風呂に入ってくる時とかはいい仕事した顔をしていますのでちょっと羨ましいです。
ヴィヒタ
ヴィヒタとは白樺の葉を束ねたもので、ロウリュの際に体をこれで叩きます。ロシアやフィンランドでは欠かせないものらしいですが、日本のサウナで置いているは全然見ません。東京でも鶯谷のサウナセンターにあったらしいですが、今はありません。まだ、未経験なので試したいです。
おかわり
これは熱波師に向かっていう言葉です。通常、熱波師が一人一人あおぐのですが、大体2〜3回です。ローテーションが全部終わった後に、熱波師の体力がある時は「おかわり!」というともう一セットやってくれます。「今日はおかわりはありません。」、「それではおかわり必要な方は手を挙げてください。」と言ったアナウンスが入る場合もあります。
背面熱波
熱波師があおぐ時に真正面から受けるのではなく、背中を向けて熱波を受けることです。お客さんが少ない時などやりやすく、正面とは違う良さがあります。顔に当たらないので息苦しさもありません。
グルシン
温度が9℃の水風呂を指します。シングルを反対にしたものです。ただ、水が冷たければいいというわけでもないのでご注意を。
水風呂師
水風呂の水を外にバッシャバッシャ出している人のことです。なぜこういった事をするかというと、水風呂の温度というものは人が出入りすると体温でだんだん上がってきます。特に小さい水風呂はすぐに温度が上がります。水を外に捨てることによって新しい水が出てきますので、水風呂の温度を適度な所まで下げることができます。また、水の滞留を防ぐ効果もありきれいな水風呂に入れます。
熱波師は店で雇われているスタッフですが、この水風呂師はお客さんが勝手にやるのでボランティアです。サウナに行った時に一心不乱に水風呂から水を捨ててるおっさんがいたら、ボランティアで自分から買って出て作業をしてくれているだけなので変な人ではありません。
サウナハット
最近かぶってる人よく見かけるようになってきました!文字通りサウナの中でかぶる帽子です。サウナ内は温度が上の方が高いので、のぼせすぎないようにと、頭髪の保護のためにかぶります。欲しい!
サウナイキタイ
サウナ施設の検索ができるwebサイトです。まだ新しいサイトですが、非常に有用で日本全国の色々な施設が検索できます。初めて行く所や新しい場所を探すのにいつも使ってます!ここでもおすすめ店舗など書こうかと思ったのですが、このサイトで色々探すのも楽しいですし、たくさんの方がコメント書いておられるので使ってみてください!
ロウリュ/アウフグースの風の浴び方
前述のロウリュで熱波師の方が風を送ってくれるのですが、実は受け方にも色々あります。通常は座ったまま風を受けますが、前かがみになって足に肘を置きながら、背中で風を感じたり、上述の背面熱波のように直接的に風を受けるやりかたもあります。お客さんが少ない時限定ですが、立って受けたり、立って背中を向けたりする方もいます。こうなってくると熱波師との一体感がかなり出ている状態ですね。
また、以下のイラストのように手を上げて受ける方もよく見ます。(イラストはサウナイキタイより)
特に決まりは無いのですが、少し体の向きや受け方を変えるだけで、全然ちがいますのでぜひ試してみてください。
ダーッと書きましたがいかがでしょうか?サウナ行ったことが無い方は行きたく、また普段から行っている人は「そうそう?。」と納得いただけたでしょうか?
慣れてくるとあーだこーだ評論家くさくなったり、ととのうことに意識が行き過ぎてしまいがちですが、そうなるとリラックスしにいくはずのサウナが楽しめなくなります。ととのうことを目的化せずに気楽に楽しんでいきましょう。
渋谷がサウナ不毛の地なのですが、誰かやってくれませんかねー。それこそCrypto勢で調達してできればと考えてます。
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