さをり織りの、あびの師匠の
知的障碍のある天才少女から電話があり、
中華を奢れと命令された。(・_・;)
レストラン街に行ったら、
パエリアの写真を見て、突然、Balgoに変わった。
ニューヨークスタイルのスペイン料理らしい。
要するに、パエリアが食べたいだけなんだな、師匠。
しかし、パエリアは50分くらいかかると言われた。
そこで、その間にビール、前菜、ピッザ。
あびが、ぼやぼやしてると、全部食べられてしまうので、激しく競争して取り合わねばならない。
運ばれてきたとたん箸が伸び、
ばばっと食べられてしまったが、
写真撮るから待ってと言うと、一応止まる。
ちょっと整え直して、はい、撮れたというと、すぐに再び食が走るので、急いで取り合う。
完食して待ってると、、、
パエリア、来た〜♡
これも、すぐ完食。
スプーンでしつこく鍋をこそげ、
こんなに綺麗に食べたら、
作った人も、料理人冥利につきるだろう。
腹が満たされると
うちに、新作「海の生き物」見に来いと言われたので、
見に行くと、
し、師匠!
腕がまた上がってるじゃありませんか!
いったいどうすれば
こんな風に織れるんっすか!
経糸と横糸がなんでこうなるんっすか!
しかし、師匠にはそれを言葉で語ることはできない。
彼女はただ無心に踊るように織るだけである。
それが天才の天才たるゆえんである。
師匠、この作品は、海の生き物ではなく、いっそパエリアと命名した方がよろしいかと思います。
弟子の作家が言葉で言うのだった。(・_・;)