以前にこの記事と
この記事で紹介したように
近所のこのカフェには、パフェというパフェと
和パフェというパフェがメニューにある。
ふたつともおいしい。
ところが、このカフェは、パフェという名のパフェという記事で紹介したように
消費税増税の2週間前に閉店するという貼り紙が出た。
交通機関を使わず、電動車椅子だけで行けるカフェの中では一番、珈琲がおいしかったので(学生時代、京都ハナフサ珈琲でバイトしていた私は珈琲に少しうるさい)閉店は残念だなあと思っていた。
ところが先日聞いた話では、閉店しないことになったそうだ。
といっても、いくつかの店舗を有しているオーナー自身は効率の悪いこの店から、手を引くそうなのだ。
しかし、還暦すぎのおじさんたちにも、昼間の主婦たちにも人気の美人ママに、閉店しないでくれという声が集まり、スポンサーも現れたのかどうかまでは、僕自身は詳しく聞いてないが、とにかく閉店しないことになったという結論を聞いた。
とりあえず、よかった。
こないだは、その美人ママが「皆さんがそんなにこの店を必要としてくださったとわかって本当に・・・」と話しながら泣きそうになっていて、
還暦過ぎのおじさんが「みなまで、言わんでええ。言うたら、店先でまた泣いてしまうやろから、言わんでええ」と返しているのを見た。
(スケベオヤジというべきか、愛あるジェントルマンというべきか、ビミョー。)
まあ、それはともかく、私は気づいたのである。
パフェと和パフェを連続で発音するのはけっこう難しい。
(話のレベルが落ちてすみません。こっちが本題です。)
試みに5回連続早口で言ってみてほしい。
パフェ和パフェ。
パフェ和パフェ。
パフェ和パフェ。
パフェ和パフェ。
パフェ和パフェ。
けっこう難しいでしょう。
特に低酸素脳症後遺症、高次脳機能障碍のある僕は、以前より呂律が回りにくくて、
5回、言いよどまないのは、ほぼ不可能。
しかし!
こないだ美紅にそう言うと、
美紅が言えるようになった、コツを見つけたというのである。
美紅についてはここ。
なるほど、美紅は見事に5回クリア!
僕は聞いていて、そのコツとは何なのか、わかった。
君に国語を教えた先生に、わからいでか!
なんだと思いますか。
それは、
パフェはパフェ。
と言うつもりで、副助詞の「は」を使うつもりになって言うのです。
すると、あらまあ、不思議。
発音は同じなのに
パフェはパフェ。
パフェはパフェ。
パフェはパフェ。
パフェはパフェ。
パフェはパフェ。
言えるではないか。
な~ぜ~?????
言語脳と滑舌の仕組みにおいて
これならなぜ言えるのか、わかりますか?
僕にはわかりません。
ただひとつ言えることがある。
それは、僕は美紅が発音するのを聞いて
美紅が日本語で
「パフェ和パフェ」と言ってない、
「パフェはパフェ」と言っているのは、すぐわかったということだ。
かすかにイントネーションに違いが出るのか。
何度も言ってみているうちに
現代日本人においても、実は、「わ」と「は」(副助詞)の発音は微妙に違っている気がしてきた。
唇の位置などが微妙に違うような・・・。
さて、次の問題は、
今、私は
(1)パフェ和パフェ
と言ったでしょうか?
それとも、
(2)パフェはパフェ
と言ったでしょうか?
というのを当てるテストだ。
外国人にこれがわかれば、日本語の発音聞き取りに関して、完璧である。
ドナルド・キーン先生が生きている間に、試してみたかったなあ。W