【ICO(イニシャル・コイン・オファリング:新規仮想通貨公開)】
プロジェクトが開発等の資金調達のため独自の仮想通貨を上場前に販売すること。別名:クラウドセール、トークンオークション、トークンセール。
真っ当なプロジェクトも多数ありますが二0一七年ではICOの約8割が、最初から資金を集めるだけで、開発する意思も体制もない詐欺目的だったという報告もあります。
【配当型ウォレット】
資金を預けておくだけで、高配当(月利一0%以上等)が得られると謳っているモノです。
どうやって高配当を稼ぐかというと、取引所間でコイン(トークン)の価格が異なることを利用してその差額から利益を得るアービトラージという手法、取引所の利益、不動産取引(ホテルやリゾート開発)、カジノ、ゲーム等からの利益を充てるなど様々です。
多くの場合は、特に運用など行わず、新規加入者からの流入資金を既存会員に配当するという自転車操業を繰り返し、ある程度資金が貯まったら行方をくらます詐欺の危険性があります。
そういえば、株式投資での利益を配当するという手法もありましたね。
更に、後述するMLMも併せ持つ場合もあります。
【配当型取引所】
まず取引すると手数料が発生しますが、このとき手数料分の取引所専用トークンが貰えます。そして、このトークンを保有していると、取引手数料の八0パーセントが還元されるというものです。
取引所が継続的に利益を上げることができれば、トークンの価値も上がりますがトークンの価値が下がると費やした手数料以下になることも考えられますので注意が必要です。
このため、一定期間トークンを売却できないようにして価格低下を抑えるロックアップを強制したりします。想定以上に利益を上げられない場合は、志はどうあれ結果的にスキャムになる恐れがあります。
代表的な取引所は〇ロスエクス〇ンジとか、〇コ〇ンとか〇マンプリですかね。
【MLM(マルチレベルマーケティング:マルチ商法:正式には連鎖販売取引という)】
類似用語にネズミ講(無限連鎖講)があるが、こちらは日本の法律で禁止されている。
自分が勧誘した人が会員になって商品(金、ダイヤモンド等の宝石、貴金属)の売買をするとその金額の一部がボーナスとして自分に入って来る仕組みです。
【MLMとねずみ講との違い】
1 ねずみ講は、一番最初に組織を作った人に永久的に下部の会員からボーナスを集
めることが出来、後から加入した人が上の世代に追いつけないのに対して、MLMではボーナスを得られる階層に制限があり、やり方によっては上の世代に追い着つけるようになっています。
2 ねずみ講は直接金銭だけが動くのに対して、MLMは商品が間に入って一応商取
引の体裁をとっている点が違います。
(こんなのも有りましたねぇ、遠い目w)