こんにちは!ジョシちゃんです!
みなさんは日本発のステーブルコイン「JPYC」をご存知ですか??最近クリプト関連のTwitterで話題沸騰でしたね。私は以前から存在は知っていましたが特に買う機会や活用法がよくわからなかったので「円のステーブルあればまあ便利だろうし頑張ってほしいなぁ〜」とぼんやり思う程度でしたが、最近HiÐΞで投げ銭でJPYCをいただき、また自分もしょっちゅう投げ銭するようになったので、この機会に購入してみることにしました!
※本ブログは2021年6月30日現在のものです。JPYCの購入を勧めるものではありません。記載の方法を実践する際は自己責任でお願いいたします。
JPYCはステーブルコインを目指しているとのことですが、まずステーブルコインとはなんでしょうか??
ステーブルコインは、安定した価格を実現するように設計された通貨です。ビットコインをはじめとする仮想通貨(暗号資産)は、ドルや円といった法定通貨と比較すると価格変動が激しくその実用性に課題があると一般的に言われています。仮想通貨が広く普及する上でも価格の安定は大きな課題の一つとして考えられ、ステーブルコインはその課題を解決する通貨として考案されました。
bitflyer 「ステーブルコイン」より引用
とのことで「いやいや円で取引所でビットコイン買えばいいやんけ。いる??そんなの??」と思う方もいるかもしれませんが、特にUNISWAPなどのDEX(分散型取引所)やBinanceなど海外の取引所では、例えば急激に仮想通貨(暗号資産)が下落した際に一時的な避難場所となったり、流動性の提供を行ったりする際にペアとして利用されたりしています。
以下に代表的なステーブルコインを3つ紹介いたします。
●USDT
USDTはTether社が2015年2月から発行している、米ドルとペッグしたステーブルコインです。発行額と同額の米ドルを準備金としてあらかじめTether社が蓄えるカレンシーボード制をとり、それが信頼につながって順調に流通量を増やしている。しかし実際に米ドルの裏打ちを行なっているかどうかはたびたび疑惑が上がっています。
●DAI
DAIは、イーサリアム(ETH)をメーカープロトコル(Maker Protocol)に預け入れることで発行される、米ドルに連動することを目指すステーブルコインです。ガバナンストークンMKRの所有者で構成される分散型自律組織(DAO)であるMakerDAOによって維持および規制されています。
●USDC
USD Coin(USDC)は、Circle(サークル)とCoinbase(コインベース)が共同で設立した米ドルに固定されたステーブルコインです、Ethereum、Stellar、Algorand、およびSolanaブロックチェーンにてサポートされています。
ということでこれまで日本円にペッグしたステーブルコインの暗号資産はあまり無かったのでそれをつくろうというのがJPYCですね。(一応他にもあるにはある)
日本初の日本円ステーブルコイン
JPYC(JPYCoin)は日本初のブロックチェーン技術を活用した日本円ステーブルコインです。イーサリアムのメインネットで動いており、常に1 JPYC = 1円で物品の売買に利用可能です。メタマスクなど、お持ちのウォレットやUniswapなどの二次流通市場で日本円建てのコインとして使うことができます。
JPYC公式サイトより引用
日本発ステーブルコインを名乗るJPYCですが、上記のUSDT/DAI/USDCと大きく違う点として、「JPYCは1 JPYC = 1円で常に購入・使用できる通貨建資産であり、資金決済法上の自家型前払式支払手段です。暗号資産ではありません」とのことでブロックチェーン上にありながら、暗号資産ではないそうです。よくわからないけど法律的な点で気を使ってるんですかね??図書券と同じような扱いだとか‥。違法性がないように運営が気を使っているようですので、購入したり使う分にはユーザーとしては不安があまりないので安心ですね!
では早速JPYCを購入してみたいと思います。JPYCの購入はJPYC公式サイト またはDEXにて行えます。今回は銀行振込で購入してみたいと思います。一応買い方を説明していますが、そんなに難しいことはなく画面にそっていけば簡単に購入できます。
1.公式サイトでJPYCの購入ボタンを押す。フォーム入力画面が現れるのでまずは名前を入力。
2.購入方法を選択。銀行振込かETHかを選べます。今回は銀行振込を選択。
その後購入額を入力します。
3.メールアドレスを入力。次に送金先ネットワークをETH、Polygon(MATIC)またはxDaiから選択します。今回はガス代の安いPolygon(MATIC)を選択。
4.送金先のアドレスを入力。取引所ではなくMetaMaskなどウォレットのアドレスを入力してください。
5.その後JPYCを知ったきっかけのアンケートに入力(任意)またその次にJPYCの使用用途(任意)とアンケートが続きます。
6.以上でフォームの送信は完了です。
7.指定の口座に振り込んでください。翌営業日までに指定のアドレスにJPYCが振り込まれます。ETHでJPYCを購入の場合は一度入力したメールアドレスあてにレート換算したETHの額が連絡来るそうです。
8.JPYC受け取りに関して翌営業日までにとのことでしたが、14時ごろ申請して20時ごろ着金しておりました!メールでの申請は初だったのでちょっとドキドキだったんですが、スムーズに受け取れてよかったです!
JPYCはウォレットからDEXに接続することでも購入可能です。例えばUNISWAPだとJPYCのETHコントラクト「0x2370f9d504c7a6e775bf6e14b3f12846b594cd53」を入力すれば各通貨とSWAP可能となります。各コントラクトは公式サイトの下部に記載されています。
今回はPolygon(MATIC)で通貨を購入しましたのでQUICK SWAPやSUSHI SWAP(Polygon)でスワップ可能となります。各DEXにおいて下記のJPYCコントラクトを入力することによりSWAP可能です。
Maticコントラクトアドレス:
0x6ae7dfc73e0dde2aa99ac063dcf7e8a63265108c
DEXでは微妙に交換レートが異なるので試しに10,000JPYCをUSDCにスワップする場合で試してみました。
若干見づらいですがQUICKSWAPの方がレートは良いですね。流動性もQUICKSWAPの方がプライスインパクトが少ないため高いようです。手数料は同じですね。ただステーブルコインを目指してはいるものの記事執筆時点ではUSD/JPY=110円のレートに比べUSDC/JPYC=120円と若干高めだったのでスワップの際はそのような点も注意した方がよいです。まぁ逆にいうとUSDCからJPYCに交換してそのまま使用する場合はアビトラでお得なんですけどね‥。
今回はMATICでJPYCを購入してみたいと思います!記事執筆時点でのMATICの金額は¥126になります。
先ほど現在のJPYCは実際の円より少し安めと申し上げましたが、下記の図のように実際が¥126に対しQUICK ¥137.799、SUSHI ¥137.247ですので、逆に割安でJPYCを購入できます。
JPYCはVプリカなど金券に交換することも可能ですので、実際に何か購入する予定が決まっていればお得感ありますね。とはいえJPYCは円とのステーブルを目指し、またレートは日々変化していますので今後価格乖離は少なくなると思います。その点はご注意ください。
今回はレート的にも手数料的にもお得なQUICK SWAPにて交換してみたいと思います。お試しで10MATICをスワップしてみました。
SWAPする数量や手数料など確認してOKでしたらConfirm Swapボタンを押す。ウォレット(今回はMetaMask)のポップアップでガス代が表示されますので、OKでしたらConfirmを押してください。以上でSWAPは完了です。
先ほどUNISWAPなどのDEX(分散型取引所)やBinanceなど海外の取引所ではステーブルコインは有用だと説明しましたが、日本にいて日本の取引所しか使わない場合は特にJPYCは必要ありませんよね??じゃあいったい何に使うの?って思いますよね。
ここでは私の知る限りのJPYCの利用法について解説いたします。
JPYCを使用するのに一番便利そうなのがギフト券(Vプリカギフト)との交換です。
Vプリカギフトとは??
Vプリカは、インターネット専用のVisaプリペイドカード。
インターネット上のVisa加盟店なら世界中どこでもクレジットカードと同じようにご利用できます。
とのことで暗号資産払いを受け付けてるお店はめったにないけど、VISA加盟店ならいっぱいありそうですし使い勝手良さそうですね!
1.JPYCのメインページから「ECサイトでJPYCを使う」をクリック
2.JPYC.Appsに移動するのでギフト券のVプリカギフトを選択。
3.規約を読みプライバシー・ポリシーに同意の上、購入金額、購入希望枚数を選択。最低は1万円からですね!私は今回1万円ちょっとしかJPYC購入してなかったので速攻でなくなることに(笑)3000円くらいからあると助かります。
4.名前、受取用メールアドレス、電話番号を入力。
5.送金ネットワークとウォレットアドレスの入力。
6.会員規約を確認し、最終確認。ここで注意点としてフォームにPolygon(MATIC)を選択した場合でもETHウォレットアドレスから〜という表記になってます。
サイト下部に「※現在Ethereumメインネット、Polygon(Matic)メインネット、xDaiメインネットのネットワークに対応しています。」との表記はありますがちょっと混乱しました。
7.入力内容を最終確認後「送信」ボタンを押し、指定されたアドレスにJPYCを送金すれば完了となります。
お届けまで通常5営業日かかるそうです。
届きましたらVプリカを使ってみたいと思います。
1.JPYCはECサイトでの代理購入にも使用できます。JPYC.Appsでショッピングを選択。ECサイトを選んでください。
2.プライバシーポリシーに同意後、ECサイトを指定する。2021年6月現在は楽天市場かYahoo!ショッピングが選べるようです。今回は楽天市場を選択。
3.サイトのURLを入力します。
4.商品価格(税込)を入力。
5.自由記入欄
6.名前、住所、電話番号、メールアドレスを入力。
7.送金元ネットワークと、送金アドレスを入力。
8.最終確認後フォームを送信。その後購入分のJPYCを指定のアドレスへ送付。
着金を確認次第、指定の住所に商品が送付されます。ちなみにVプリカと代理購入では送付先アドレス違うみたいですね。お気をつけください。
届いたメールによると3営業日以内に購入し、発送いただけるそうです。個人的には住所を入力するのちょっと抵抗あったんで、コンビニ受け取りなどあるとより利用しやすいし助かりますね。
先ほどDEXにてJPYCを購入いたしましたが、取引所を介さなくてもアルトコインを購入できる点もJPYCの魅力ですね。またスワップだけではなくUNISWAPやQUICKSWAP、SUSHISWAPなどの各DEXに流動性を提供することで手数料収入を得ることが可能です。
公式ブログによるとUNISWAP V2に関してはJPYC-USDCで各5万円以上の流動性を一年以上提供した場合追加でインセンティブがあるようです。
今回はSUSHI SWAPのPolygonネットワークにてUSDCとペアで流動性を提供してみたいと思います。テストなんで少額2000円です‥てか貧乏なんで‥(察し)。
1.SUSHISWAPにアクセスし、Polygon(MATIC)ネットワークを選択。自分のウォレットと連動。
2.JPYCとペアをつくる通貨を、流動性を提供する同額分用意します。今回はUSDCとペアを作ります。JPYCしか持ってない場合はスワップ元をJPYCにしてUSDCとSWAP。
この際、はじめてJPYCを使用する場合は承認(APPROVE)がまず必要になります。微量のガス代としてMATICが必要となりますのでご注意ください。
3.資金が準備できましたら、スワップの隣のプール「Liquidity」を選択。下記のようにトークンを組み合わせる画面になりますので、流動性を提供したい数量を入力してください。片方に入力すれば、もう片方は自動で入力されます。
また今回も初めて使用の場合は承認(Approve)が必要となります。
4.承認がおわりましたら供給の確認をしてトランザクションが通りましたら完了です。流動性を追加することですべての取引の0.25%を獲得できるとのことです。自動で報酬がもらえるのはいいですね。まあ少額なんで微々たるものでしょうが‥
提供されたLP(流動性)はLiquidityの画面から確認できます。流動性の提供をやめる場合もこちらの画面から可能となります。
HiÐΞで投げ銭して楽しむのもJPYCの楽しみ方の一つかと思います。というか私は主にこれが目的で購入しました。手順としてはMetaMaskなどのウォレットアプリをHiÐΞに接続し、Polygon(MATIC)ネットワークを選択、
HiÐΞ記事の上部にあるJPYCマークをクリックし投げ銭する数量を決める。
MetaMaskのポップアップが開くのでSIGN(署名)する。
以上で完了です。長い時は5分ほどかかるそうです。たまにトランザクション通ってない時があるような‥。投げ銭するとWP(Warashibe Point)というガバナンストークンも還元率に応じてもらえます。
以下にはじめて投げ銭した時の様子が書いていますのでよろしければご参考にしてください。
ということでJPYCを購入してみて、いろいろな活用法を試してみました。JPYCもまだまだ今後進化していくとは思いますのでまたなにかありましたら追記していきたいと思います。